考えたこと2

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うらやましい人
うらやましい人 日本エッセイストクラブ編 文春文庫

2003年版のエッセイストクラブのベスト・エッセイ集。
66篇のエッセイが載っている。

有名な人、名前も知らない人、長いもの、短いもの、堅いもの、柔らかいもの…いろいろある。

何でこれが選ばれたんだろう?というものもあるし、これはいいなあ、というものもある。

思ったことを書いているもの、綿密に調べたもの、ふーんと思わせるもの、そうそうと思わせるもの…エッセイは幅が広い。

実はだいぶ前に買って、置いてあったのだがなかなか読めなかった。
長いこと枕の肥やし(枕もとに、読みかけの本が積んである)になっていたのだ。

どうも、読みたいと思って買う本というのは、書き手との波長が合うというような事があるのだと思う。
文章のリズムとか、話のもって行き方とか、何かが自分と合うのだろう。

ぼくは詩が苦手で、詩人の書いたエッセイがいくつか載っているのだが、何となく読みにくい。

たくさんの人のエッセイを読むと、同じような言葉を使って書いてあっても、好き嫌いがあって、それがおもしろい。

ピンと来るものと、何となくズレているものがある。

息をするように、すっくり頭に入ってくるものは、例えば田辺聖子のものであったり、藤原正彦のものであったり、林望センセイであったり…やっぱり読んだことがある人の書いたものだった。

そんなこんなで、なかなか読めなかったが、ついに読み終えた。

たまには、自分と合わないものも読まないといけないのかもしれない。

それにしても、何が違うのかな…。
内容そのものではなくて、やっぱり、リズムみたいなものだと思う。

文章は人をあらわすというが、それはその人の持っている天性のリズムみたいなものなのかもしれない。


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