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2007.03.28 Wednesday
クレージーキャッツのこと
植木等が亡くなった。
すごい喜劇人であり歌手であり役者だったと思う。 十数年前に、会社でクレージーキャッツの話をしていたら、若い人が知らないという。 植木等とハナ肇は知っているが、クレージーキャッツというグループを見たことがないのだ。 その時は、本当に昭和は遠くなったなあと思った。 小学校の頃、クレージーキャッツが大好きだった。 スーダラ節、ハイそれまでよ、五万節、ゴマすり行進曲、そのうち何とかなるだろう…大晦日の紅白歌合戦は、クレージーキャッツを見てから寝るということになっていた。 正月には日劇でのクレージーキャッツのコンサートがあり、芸達者な舞台を見ることができた。(もちろんテレビで見たのだ) お呼びでない…という名文句もあった。 その頃は、さすがに無責任男などの映画は見に行かなかったが、ちょうど全盛期で年に数本映画を撮ったりしていたはずだ。 植木等は、笑いながら歌うというのが特徴だった。 スーダラ節の、「ぁちょいと一杯のつもりで飲んで いつの間にやらはしご酒 気がつきゃホームのベンチでごろ寝 これじゃ身体にいいわきゃないよ ぁわかっちゃいるけどやめられねー」という歌も、随所で笑っている。 この歌は、この人が歌わないとダメだ。 「カネのないやつぁ 俺んとこへ来い…」 「ゴマをすりましょ ぁ陽気にゴマをね…」 「学校出てから十余年…」 「プイと出たきり ハィそれまでよ…」 歌詞が口をついて出てくる。 ハナ肇、植木等、谷啓、犬塚弘、桜井センリという5人組。 最近忘れっぽくなったが、今でもメンバーの名前はすぐに出てくる。 犬塚弘と桜井センリは、男はつらいよの映画に時々出てきていたなあ。 谷啓はまだ時々テレビで見る。この人はトロンボーン奏者のダニー・ケイから芸名をつけた人だ。 クレージーキャッツもハナ肇と植木等が亡くなって、残り3人になってしまった。 どんどん昭和は遠くなる。 |
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