![]() |
2007.02.24 Saturday
心が若ければ…
トニー・ベネットという歌手がいる。
もう80歳だが、現役だ。 「想い出のサンフランシスコ」という曲が有名。メロディを聴けば、知っている人がたくさんいるだろう。 昨年、80歳になって、記念のアルバムを出している。 知らなかったのだが、こないだ録音してもらって聞いた。 そうそうたる顔ぶれの人たちとのデュエットである。 どんな人たちかというと…スティービー・ワンダー、ポール・マッカートニー、バーブラ・ストレイザンド、ジェームズ・テイラー、エルトン・ジョン、スティング…本当にすごい人ばかりである。 歌を聴いても、とても80歳とは思えない。 自己管理もちゃんとして、ボーカリストとして現役を続けているんだろう。これこそベテランとしかいえない…というアルバムだ。 これを聴いていると、人は時間で歳をとるのではない、ということがわかる。 50年以上にわたって、ショー・ビジネスの世界で歌い続け、第一線で活躍しているのだ。 何が彼をそんなことができるようにさせているんだろうか。 健康であること、楽しみを持つこと、家族にめぐまれること…そんなありきたりなことなんだろうか…。 Tony Bennett.netというページに、このアルバムのことや彼の生い立ちが書かれているが、その最後にこう書いてあった。 Tony Bennett is living proof that fairy tales can indeed come true when you're young at heart. 心が若ければ…ということらしい。 素直に感動し、笑い、泣き、怒り、未知のものへの寛容さをもつ…そんなことだろうか。 年をとってもそんな心を持ち続けられる人は、多くはないと思う。 でも、そんな人ばかりになれば、高齢化社会が来ても大丈夫だ。 中年の今から、そういう心を持たないといけない。 しかし、自分をふり返ってみると…ちょっと苦しいかもしれないなあ。 |
![]() |