考えたこと2

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代名詞の動詞化
20年ほど前、会議に出て驚いたことがある。
代名詞を動詞に使うという事を知った。

それまでも、聞いたことはあったと思うのだが、その時の印象は強かった。

「それは、ナニすることになってたやろ」というようなヤツだ。

「ナニする」というのは、動詞である。意味は今までの経緯から決まる…というようなものだ。

例えば、Aという製品は、10万回の耐久試験をすることを前の会議で決めていたとしましょう。
それは、会議の出席者はみんなわかっているとしましょう。

そこで、このような会話になる。

「Aの耐久試験ですが、いろいろと事情があって、5万回の耐久試験をしたいのですが…」
「あかん、あかん、それはナニすることになってたやろ」

ここでは、「ナニする」は「10万回の耐久試験をする」という事である。
とにかく、あせって否定や肯定の意思表示をしたいような時に使われるような気がする。
意思表示が先に立って、内容を後回しにしてでもしゃべる…というようなニュアンスである。

「いや、ナニすることになってはいましたが、今回は類似データーがあるので、5万回でいけませんか?」
「そら、あかんやろ。ナニすることになっていたもんは、ナニせなあかんで。」

そんなふうに代名詞が動詞になるのだ。「場」の動詞と言ってもよい。

会話を関西弁で書いたのは、これは関西独自の用法ではないか…と思っているからである。

もちろん、ニュースでアナウンサーが使うような言葉ではない。

若い人はあまり使わないだろうと思う。

それにしても、便利というか、ずぼらというか、言葉の柔軟性が高いというか…。

関西弁は便利…と言ってよいのかな?


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