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2006.12.09 Saturday
一人で暮らす時の問題
笑うという行為は、人間が対象だと思う。
ごくまれに、擬人化した動物が対象になるが、それは動物を人間として見ているからだろう。 何でそんなことを思ったかというと、自然現象をみて笑ったという経験がないからだ。 自然は、笑う対象にならないと思う。 外の景色を見て笑う、ということは想像できない。 そこに人間が絡めば別だが…。 これは、笑いというものの本質を突いた真実ではないか…。 そんなん、当たり前やん、というような事ではあるが、これを思いついた時は自画自賛した。 だとしたら、思い出し笑いは別として、一人でいたら、笑えないということになる。 それは、苦しいことだろう。 もちろん、テレビという便利なものがあるので、お笑い番組を見て笑うことはできる。 しかし、実際に人と接して笑うのと、テレビを見て笑うのはちょっと種類が違うように思う。 天然物と養殖というか、実弾と空砲というか、本物と偽物というか…。 やっぱり、本物がなければ、シンドイ。 一人で暮らすということの、もっとも大きな問題点は、これではないか。 お墓のない人生は、はかない人生というコマーシャルがあったが、笑いのない人生は、本当にはかないと思う。 |
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