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2006.09.09 Saturday
機械オンチ
いろんなオンチがある。
本来の音痴は音程が取れないことだが、その他にも方向オンチ、運動オンチなどがある。 リズム音痴というのもあった。 機械オンチというのもある。 ウチの父は相当ひどい機械オンチだった。 ビデオデッキの予約はできなかったし、パソコンも何度か習いに行ったが、根本的にわかってないようだった。 写真もほとんど自分で撮ったことはなかったと思う。 昭和40年くらいに、オープンリールのテープレコーダーを買ってきたが、その時もほとんど触らなかった。 よろこんで、録音したり、再生したりしていたのは僕だった。 「あかさか」と録音して、逆向きに再生して、「あかさか」になることを確認したりして遊んだ。 ローマ字で書いて、どちらから読んでも同じになるものは、逆向きに再生しても、同じ言葉になるのだ。 向き不向きというのか、何が機械オンチを決めるのだろうか…。 機械が壊れることを心配しすぎるとダメ…とはよく言う。 とりあえず、使ってみるという姿勢が大事なのか。 リクツがわからなくても、使えればいい、という姿勢もあるだろう。 別に、使えようが、使えまいが、生きていく上でそんなに支障はないとは思う。 でも、違いはある。 そして、自分は機械オンチではないと思ってきた。 しかし、最近、機械を使うのがおっくうになってきたのだ。 特に、携帯電話など、電話とメールだけできれば、どうでもいいや、と思ってしまうようになった。 パソコンも、別に自分のやりたいことができれば、新しい機能など必要ない…と思ってしまう。 年とともに、機械オンチになるということもあるのか。 そうか、機械オンチの人は、別に機械が使えなくても、不便でないと考えているのかもしれない。 なるほど。 別に使えなくてもいいのだ。 できないのではなく、しない…それはそれでかまわないと、やっと思えるようになった。 機械オンチ、バンザイである。 |
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