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2006.09.07 Thursday
イイものがなくなっていく
イイものというのは、その人にとってイイものであって、誰にとってもイイものではない。
そんなものがある。 グラフィティという手書き文字入力の方式がある。 これは、ほんとに識字率が高くて、便利だ。早く、正確に書ける。 (ただ、グラフィティ文字を覚えないといけないのが難点ではある) しかし、もう今はこのグラフィティが使える機器はもう日本では売っていない。 僕は使ったことはないが、親指シフトというキーボードがある。 これは、日本語入力では、すごくよくできたキーボードらしい。 しかし、これも今では簡単には手に入らない。 偶然、どちらも文字入力の機械だが、使い慣れた人にとっては、イイものである。 技術者が知恵を絞って作り出したんだろう。 10年前くらいに、ヤマハが作っていたエレキギターの弦もよかった。 値段は高かったが、すごく長持ちしたし、弾きやすかった。 これも、いつの間にかなくなってしまった。 そういえば、クイックルハンドワイパーもなくなってしまった。 イイものが生き残るとは限らない。 その時のメーカーの力関係であったり、利益率だったり、あまりに斬新だったために広くは普及しなかったり…。 ヒット商品というのは、理詰めではないと思う。 誰が、ポケットモンスターが発売されたときに、数年後アメリカでディズニーを凌駕することを予測できただろうか。 作った方もびっくりしたハズだ。 でも、グラフィティは使った人には必ず便利だと思うのだが…。 イイものがなくなっていくのは、残念だ。 そんなもの、ありますよね。 |
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