考えたこと2

2024.9.24から、今までhttp:で始まっていたリンクが、https:に変わります。申し訳ありませんが、リンクが見られないときは、httpsに変えてみてください。
CALENDAR
<< April 2025 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>
+RECENT COMMENTS
+CATEGORIES
+ARCHIVES
+PROFILE
+OTHERS
サングラス
20歳の時に初めてサングラスを買った。

当時、サングラスというと、たれ目のカタチのものが流行だった。

レンズは緑で、金色のフレーム…やっぱりレイバンだ。

1976年。ガロの3人組もたれ目のサングラスだった。
松田勇作や原田芳男なんかもたれ目のサングラスだったと思う。

調べてみると、あのカタチは、ティアドロップというらしい。
今でも作っているが、「クラシック」という名前がついていた。

http://store.yahoo.co.jp/meganetop/371-3214-00471.html

今でも同じだと思うが、サングラスというのは、オトナの象徴だった。
小学校の頃は、「黒メガネ」というような言い方をしていた。

黒メガネをかけているのは「悪者」と決まっていたから、サングラスをかける、というのはちょっと不良っぽい感じが心の中に残っていたと思う。
月光仮面などに出てくる悪者などは、黒いスーツに黒いネクタイ、黒メガネで、外に出たらすぐ捕まる、という格好だった。
初代の仮面ライダーあたりまでは、それがステレオタイプだったと思う。

それはさておき、ティーンエージャーからオトナになるという感覚が、少なくとも「サングラスを買う」という行為にはあった。

友人のO君と三宮に行き、センター街をうろついて、レイバンの緑のサングラスを買った。
定価の半額以下だった。

29年前の今ごろだった。
レイバンのサングラスをかけて、ぎこちなく歩いていたハズだ。

今はマトリックスの黒メガネやイチローのスポーツタイプのサングラスもあるし、必ずしも「悪者」がサングラスをかける、という時代ではなくなった。

でも、あの頃は緑のたれ目のサングラスをかけると、何となくオトナのワルになったような、ちょっと背伸びした気分になったものだ


変身願望だったかもしれない。

今、サングラスをかけている若い人が減ったと思う。
今の若い人の変身願望は、ピアスや髪の色やずらしたズボンになったのか…。

70年代の変身願望はかわいらしいものだった。

初めてサングラスをかけた時の、ちょっぴりウキウキした気持ちは今でも覚えている。

今や実用品であり、単なるオシャレの小物になった感のあるサングラスだが、僕にはまだ少し思い入れがある。

なつかしい、ちょっとビターな感覚…。

今の中年のみなさんは、サングラスというと、そんな感じではないですか?


| | 考えたこと | 11:49 | comments(0) | trackbacks(0) |

コメント
コメントする









この記事のトラックバックURL
http://hdsnght1957kgkt.blog.bai.ne.jp/trackback/233096
トラックバック