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2006.06.11 Sunday
ジャコビニ彗星の日
最近またユーミンの曲を聞く。
1972年10月9日にジャコビニ彗星が来たらしい。 きっと新聞に載っただろうが、僕はその頃15歳で、そんなことには興味もなく、気にもとめていなかった。 日本からはあまり見えなかったようだし、シベリアからも見えなかったらしい。 そんなふうに「ジャコビニ彗星の日」という唄に歌われている。 彗星が来る夜、、部屋の明かりを消して、小さなオペラグラスで空をのぞく。 でも、見えたのは、月をすべる雲と、柿の木が揺れていただけ…。 あなたの電話が少ないことに慣れていく自分を思い、どうでもいいことだったけど、ジャコビニ彗星が見たくなった。 いつか手を引かれて、河原で見た花火の思い出と重なる…。 さみしくなれば、また来るかしら 光る尾をひく流星群…で唄は終わる。 スゴイ才能だと思う。 ジャコビニ彗星を歌にした人は他にいないだろう。 何となくさみしく、満たされない心が、夜の彗星を見たい、という気持ちを起こさせる。 別にどうでもいいことだけど、そんな気になるだろうなあ、ということは共感できる。 夜空には、人の心をなぐさめる効果があるんだろう。 キャンプファイアーの時など、火が消えた後の夜空を見ていると、何となくイヤなことも忘れるような、浮世離れした気持ちになれる。 そんな気持ちを、ジャコビニ彗星になぞらえて、作られた歌だと思う。 今日は満月。 さっき、車の中から夜空を見たら、うすい雲にかすんだ満月が見えた。 |
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