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2006.05.14 Sunday
最近のいい曲
最近といっても、若い人から見ると、かなり古いんだろうが…。
この頃は、子供の影響でテレビの歌番組がついていることが多くなったので、新しい曲を聴く機会が増えた。 いいなあ、と思った曲がある。 まず、ナチュラル・ハイという女性二人組の歌う、「No Piano No Life」。 これは歌詞もいいし、題名通り、ピアノの演奏もいい。 小学校の頃の帰り道に、ランドセルを背負って歌ったら、なぜか寂しくなかった。 ピアノを始めた頃の、つたない音のメロディー、あの頃から変わらない気持ちで…。 心うらはら、すれ違いの恋、どうすることもできず終わった…。 恋が終わって、悔し涙をポロポロ流した時も、歌えば時間を忘れられた。 ピアノに想いをぶつけて、夢中でつなぐ音を愛したい…。 ゆずれない心の音を奏でたい…88鍵からから響くメロディー…。 ピアノを演奏して歌う気持ちが素直に歌われていることと、大人になる切なさみたいなものがミックスされて、聞いていて切なくなる。 明るいスイングの曲調だが、妙に悲しい。 だれか、No Guiter No Lifeという曲を作ってくれないか。 続いて、ケツメイシというラップのグループの「さくら」という曲。 これは去年流行った曲だが、あらためて子供にTSUTAYAで借りてきてもらって聞いた。 「トゥルリラ」というリフレインが印象的だ。 このグループは「涙」という曲も良かったが、この「さくら」というのもいい。 「花びら舞い散る、記憶舞い戻る…」という歌詞が「さくら」という曲の題名と合って、すごくいい。 日本語のラップというのは、以前アメリカでラップが流行り始めた頃にコピーバンドみたいなのが出てきて、何となくいまいちだと思っていたが、このケツメイシというグループを聞くと、日本語のラップもアリだなあ、と思う。 最後に、前にも書いたが、スキマスイッチの全力少年という曲。 これは、歌詞も曲もいい。 試されてまでも、ここにいることを決めたのに 呪文のようにしかたないとつぶやいてた…。 ガラクタの中に輝いていたものがいっぱいあったろう…。 よどんだ景色に答えを見つけ出すのはもうやめだ。 まぎれもなく僕らはずっと、全力で少年だった。視界はもう澄み切ってる…。 これも大人になる切なさが歌われている。 怯えてたら何も生まれない、という言い切りで、少年に戻って、世界を開くんだ、という無邪気さがいいんだろう。 世の中はそんなに甘くないが、せめて歌の世界では夢を…とおじさんは思ってしまう。 No Piano No Lifeを聞きながら、これを書いているが、才能があるアーティストが出てくるのはいいことだ。 70年代の音楽が最高、と思ってきたが、そうでもない…と思う。 そう思えるのは、いいことだ。 |
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