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2006.03.21 Tuesday
二番は知らない
もう10年くらい前になるだろうか…。
ちょうど今頃の季節だったと思うが、職場の同僚と飲み屋で話していて、当時20代のヤツが君が代の歌詞を知らないという。 「え〜」と言ったのは、僕らの同年代。 「卒業式とかで必ず歌ったやろ」と言うと、彼曰く、「自分たちのところは組合が強かった関係で、ほとんど歌わなかったので、歌詞も知らない」とのこと。 それでも、大相撲の初日やボクシングの試合前とか、オリンピックとか、聴く機会があるやろ、と言っても、「いやー、知りません」とのことだった。 「ふ〜ん、世代の差やなあ」と年寄りチームが複雑な気持ちになっているときに、もう一人、遅れて若手が来た。 歌詞を知らなかった彼は、きっと自分たちの世代は知らない人が多い、というので、来るなりもう一人の若手にたずねた。 「君なあ、君が代の歌詞知ってるか?」 「知ってますよ…二番は知りませんけど」 「……」 ちょっと間があいて、「二番はないやろ」と声が出た。 「そうですか」 ちょっと情けない会話だが、いきなり、「二番は知らない」と言われても、すぐに反応できない。 二番…あったかな?と思ってしまう。 でも、これは実際にあった話。 どう思うかは、みなさんの判断で…。 |
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