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2006.01.17 Tuesday
おかしな言葉
前から、おかしな言葉だと思っていた言葉がある。
こないだ読んだ、池田晶子の「勝っても負けても」にあった、「いまいましいゴミ問題」で思い出した。 「燃えるゴミ」「燃えないゴミ」という表現だ。 これは、どう考えてもおかしい。 「燃やすゴミ」「燃やさないゴミ」というべきだ。 「燃えるゴミ」というのは焼却炉で無害に燃やせるゴミのことであり、「燃えないゴミ」というのは、焼却炉で燃やすと有害なガスが出るゴミのことだろう。 基本的には、家庭から出るゴミは(資源ゴミは別として)、燃やせるのだ。 燃やすか、燃やさないかは決めごとであり、それは焼却設備の性能に依存しているはず。 焼却炉を新型にすると、高温での燃焼が可能になり、今まで燃やせなかったものが燃やせるようになる。 実際、ウチでも最近プラスチックは「燃えないゴミ」から「燃えるゴミ」に変わった。 どう考えても、おかしいでしょう。 こないだまで燃えなかったのに、燃えるようになった・・そんなアホな。 ちゃんと、「燃やすゴミ」「燃やさないゴミ」という、正しい言葉にすればいいと思う。 そうしないと、子供が間違った認識を持ってしまうだろう。 石油から作ったプラスチックが「燃えない」などという常識を持ってしまったら、火事になったときなど、困るだろう。 「燃えるけど、燃やさないゴミ」というのは長ったらしいし、やっぱり「燃やさないゴミ」が正解だと思う。 ぜひ、正しい呼び名に変えてほしい。 |
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