考えたこと2

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おかしな言葉
前から、おかしな言葉だと思っていた言葉がある。

こないだ読んだ、池田晶子の「勝っても負けても」にあった、「いまいましいゴミ問題」で思い出した。

「燃えるゴミ」「燃えないゴミ」という表現だ。
これは、どう考えてもおかしい。

「燃やすゴミ」「燃やさないゴミ」というべきだ。

「燃えるゴミ」というのは焼却炉で無害に燃やせるゴミのことであり、「燃えないゴミ」というのは、焼却炉で燃やすと有害なガスが出るゴミのことだろう。
基本的には、家庭から出るゴミは(資源ゴミは別として)、燃やせるのだ。

燃やすか、燃やさないかは決めごとであり、それは焼却設備の性能に依存しているはず。
焼却炉を新型にすると、高温での燃焼が可能になり、今まで燃やせなかったものが燃やせるようになる。

実際、ウチでも最近プラスチックは「燃えないゴミ」から「燃えるゴミ」に変わった。

どう考えても、おかしいでしょう。
こないだまで燃えなかったのに、燃えるようになった・・そんなアホな。

ちゃんと、「燃やすゴミ」「燃やさないゴミ」という、正しい言葉にすればいいと思う。
そうしないと、子供が間違った認識を持ってしまうだろう。

石油から作ったプラスチックが「燃えない」などという常識を持ってしまったら、火事になったときなど、困るだろう。
「燃えるけど、燃やさないゴミ」というのは長ったらしいし、やっぱり「燃やさないゴミ」が正解だと思う。

ぜひ、正しい呼び名に変えてほしい。

| | 考えたこと | 22:32 | comments(2) | trackbacks(0) |

コメント
同感ですな。一席創られては。
そういえばなんだか最近落語の本ばかりよんでいます。
米朝「私と落語」、平岡正明「哲学的落語家(枝雀のこと)」
岩波「落語の世界」など。。
氷川きよしの件、同感です。見るの遅れましてすいません。
| SANNDACITY | 2006/01/18 12:53 PM |

なるほど。
おかしな言葉を集めて、新作落語にしたら面白いかもしれませんね。

「哲学的落語家」おもしろそうです。単行本はちょっと高いけど。早く文庫にならないかな・・・。

作者の平岡正明という人は、ジャズの評論などをやっていた人らしいですね。枝雀とジャズ・・何となく感覚でつながるような気もします。

枝雀の究極の目標は、無言で高座にいるだけで、観客と笑いを共有できること・・だったと思います。
すごく哲学的な目標ではありますよね。

人間は、魂のプールから生まれてきて、そこに帰るとか、生物の歴史を延々と語るマクラとか、普通の落語家ではなかったです。
でも、その哲学的なところを全く感じさせずに観客を笑わせ、自分も笑っていた、というのが枝雀のすごいところだと思います。
枝雀の落語を生で聞けた私たちの世代は、運がよかったですね。

仁鶴の絶頂期も見られたし・・・。
「どんなんかナー」懐かしいですね。

| suzy | 2006/01/18 9:58 PM |

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