![]() |
2006.01.03 Tuesday
書き初め
子供の頃、習い事はキライだった。
ヤマハのオルガン教室に一日行って、やめた。これは今でも後悔している。 そんな僕でも、3年間(小学校の2年から4年まで)通ったのが習字。 学校の近所で、おじいさんが一人で教えていた。 畳の10畳くらいの部屋に小さい文机を10個くらい教室風に並べて、書いては、先生のところに持っていって見てもらう、というところだった。 何とか流の免許を持っておられたのかどうか・・わからない。 習字もされるし、水墨画も水彩画も描くし、俳句もひねる、という先生だった。 年に2回ほど、俳句も作って持っていって、見てもらった。 僕が習っていた当時で、60歳くらいだったのか・・もう少し若かったのか・・。 とにかく、落ち着きのない子供だったので、習字を習わせたら少しは落ち着くか・・ということで親は行かせたらしい。 そのせいで、今でも習字は馴染みがある。 数年前、子供の書き初めにつき合って、久しぶりに習字をした。 今年も、同じパターン。 以前、子供が書くのを見てびっくりしたが、今は墨をすらない。一応、習字セットに墨は入っているが、いきなりすずりに墨汁を入れる。 やっぱり、習字をするときには、墨を擦らないとダメ。 墨を擦りながら、心を落ち着ける。 授業の時間が足りないのかもしれないが、小学校でも墨を擦るところからやらないと・・・。 いきなり筆を持って、半紙に字を書くのはちょっとむずかしい。 習字は墨を擦るところから始まるのだ。 おまけに、筆を鉛筆と同じように、ねかせて書こうとする。 ちゃんと、筆の持ち方を教えないと・・・と数年前にぼやいた事を思い出す。 一年に一度、習字もいい。 今年も、書き初めは「一期一会」。 ちゃんと部屋に貼っておくことにする。 習い事、もうちょっと子供の時にやっとけばよかった・・と思ってもあとの祭り。 去年始めた習い事のギター、もっとがんばろう。 |
![]() |