考えたこと2

2024.9.24から、今までhttp:で始まっていたリンクが、https:に変わります。申し訳ありませんが、リンクが見られないときは、httpsに変えてみてください。
CALENDAR
<< April 2025 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>
+RECENT COMMENTS
+CATEGORIES
+ARCHIVES
+PROFILE
+OTHERS
ボールにのってこけた騒動
11月3日には思い出がある。
生まれて初めて入院した日だ。

小学校4年の11月3日に友達のH君と路上でボールを蹴って遊んでいて、ボールの上に足がのって、ころんで頭を打って、気を失った(らしい)。
家の近所だったので、H君はすぐに家に走っていって、母に事態を伝えた(らしい)。

その時には、僕は気がついて、足を引きずりながら歩いて帰ってきた。(これは覚えている)
数分の事だろうが、当時は車も少なかったので、道路の上に寝ころんでいてもひかれないような時代だった。

それから、夕方まで寝て、起きてから柿を食べた。
食べたら、すぐにもどしてしまい、どうやらちょっと具合悪い・・という事になったと思う。

今なら救急車を呼ぶんだろうが、当時はよほどの事がないと、救急車を呼ぶというような習慣はなかった。
母の叔父さんが、近所から車で来てくれて、それに乗って近所の救急病院に運ばれた。

生まれて初めて目が回ったのもその時だ。
病院のベッドに寝て、天井に吊ってある、小さなライトがたくさんついている丸い照明を見ていたら、そのライトが本当にグルグルと回りだした。
本当に目が回るというのは、景色がグルグルと回るということを初めて知った。

何をしたのかはあまり覚えていない。
注射をして、脳波をとったのは間違いないと思う。

結局その夜は一晩病院で過ごした。
軽い脳震盪だったんだと思う。

救急病院に着いたのが夜の7時過ぎで、翌朝退院した。(救急病院だから、一晩しかいられない)
病院では、母が横についていてくれた。
その時に、退院したら何か食べたいものがある・・・という会話をしたことだけ、よく覚えている。その食べ物が何だったかは覚えていないのだが・・・。

学校は数日休んだ。
一月後くらいに、もう一度脳波をとったと思う。
異常がなかった・・ということで、ボールに乗っかってこけた騒動はそれで終わった。

その次の年も、そのまた次の年も、11月3日が来ると、母から「今日は厄日だから、外で走り回らないように・・」と言われたことを思い出す。
数年たって、さすがに、言われなくなったが、今朝新聞の11月3日という日付を見て、また思い出した。

うちの息子二人は、いずれも小学校で入院した経験があるが、彼らも初めての入院のことはずっと忘れないのだろうか。

入院、というのは、日常から離れて、完全に別の世界に行く、というイメージであり、だから忘れられないんだろうか。

僕にしてはめずらしく、日時とセットになった思い出である。

| | 考えたこと | 10:47 | comments(0) | trackbacks(0) |

コメント
コメントする









この記事のトラックバックURL
http://hdsnght1957kgkt.blog.bai.ne.jp/trackback/232957
トラックバック