考えたこと2

2024.9.24から、今までhttp:で始まっていたリンクが、https:に変わります。申し訳ありませんが、リンクが見られないときは、httpsに変えてみてください。
CALENDAR
<< April 2025 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>
+RECENT COMMENTS
+CATEGORIES
+ARCHIVES
+PROFILE
+OTHERS
標準語を話せる?
東京に出張している。
パソコンを持って行ったら、ホテルにインターネットの回線が来ていて、そこにつなぐとつながってしまう。
便利な世の中になった・・・と言ったらいいのか。

根っからの関西人で、残念ながら東京にはあまりなじみがない。

生まれて初めて東京に行ったのは、高校1年か2年の夏休みだったと思う。
以前ここに書いた、「何げないひと言」のK君と、江ノ島に行こう、ということで東京に行った。(彼とは高校は別々だったが、なんで行こうということになったのか、定かではない)
どこに泊まったのかも覚えていない。お互いに親戚のところに泊まったのかもしれない。僕は千葉に親戚がいたので、そこに泊まったような気がする・・・。

そのときに、初めて東京タワーに行ったはず。

江ノ島に行って、あまりの人の多さに驚いたことと、須磨と同じく、あまりきれいな海ではないなあ、と思ったことを覚えている。

一番印象に残ったのは、東京からの帰りに喫茶店で時間をつぶした時のこと。

友達から、関西ではアイスコーヒーのことを「レイコ」(冷コーヒーを略したもの)と言うが、東京ではそれは通じない、ということを聞いていたので、バカにされないように、ウエイトレスさんに「アイスコーヒー」と言った。
ウエイトレスさんが、「アイスコーヒーですね」と言って、下がっていったときに、「おお、通じた」などと当たり前のことを言い合ったのも懐かしい。

その後、レジにお金を払いに行ったときのこと。これは鮮明に覚えている。

560円だった。

書くと難しいが、関西弁では、「ごひゃくろくじゅうえん」のアクセントがほとんど平坦になっているのに対して、東京のレジの人は、「ご・ひゃく・ろく・じゅう・えん」と分けると、「ひゃく」と「じゅう」のところにアクセントがくるのだ。

「これはすごい!」と思った。

東京で2日過ごして、「箸」と「橋」とか、「雲」と「蜘蛛」とか、の違いをわかったりして、標準語も意識すれば話せるのかな・・などと思っていたが、この数字を聞いたとたん、「僕には一生標準語は話せない」と確信してしまった。

数字のアクセントが違う、というのは、きっと法則性はあるにせよ、すごく難しいと思う。
「ごひゃくろくじゅうえん」と「ご・ひゃく・ろく・じゅう・えん」の差はきっとすごい差だ。
数字だから、いろんな組み合わせがあるだろうし・・。

「いち」「に」「さん」くらいならどうにかなるだろうが、「はっせんにひゃくごじゅうに」などという4桁の数字になったらどうなるのか・・・想像を絶するものがあった。

それから後、関西人で、「ボクは標準語しゃべれますよ」という人に何人か会ったが、そのたびに、「ごひゃくろくじゅうえん」を持ち出して、言ってみてもらう。
いまだに、ちゃんと標準語で言えた人はいない。

関西人で、標準語に自信のある方、数字ですよ。
数字はむずかしい・・。

だからどうなんや、という話です。


| | 考えたこと | 22:57 | comments(2) | trackbacks(0) |

コメント
どうなんやついでに・・・。

子の千三百六十五番(ね〜の、せんさんびゃくろくじゅうごばん)なんかもばりばりの大阪弁ですね。
東京だったら(ねの、せん・さん・びゃく・ろく・じゅう・ご・ばん)なんでしょうか?

お風呂に入った時に百まで数えるイントネーション『♪い〜ち〜に〜い〜さ〜んんし〜い、ご〜お〜ろ〜くうひ〜ちいは〜ちいくううじゅうう、じゅういちじゅうにいじゅうさんんじゅうしいじゅうごおおじゅうろくじゅうひちじゅうはちいじゅうくうにいじゅうう〜♪以下つづく・・・。』
は、確実に我が子たちにも引き継がれているようです。
| MANA | 2005/10/26 6:03 AM |

関西弁は何でも母音が伸びるのが特徴ですよね。
目は「めえ」、手は「てえ」、毛は「けえ」、歯は「はあ」というのも落語に出てきますね。

でも、東京の言葉も歯切れが良くて、気持ちいいなあ、と最近は思うようになりました。

「そうやんなあ」と「そうだよね」
「ほんまぁ?」と「ほんと?」・・・など。

少し寛容になりました。

でも、標準語の数字が難しいのは、ホントですよ。

| suzy | 2005/10/28 6:56 PM |

コメントする









この記事のトラックバックURL
http://hdsnght1957kgkt.blog.bai.ne.jp/trackback/232954
トラックバック