考えたこと2

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音だけのイメージ
こないだ書いた、ハイファイセットの「遠くからみちびいて」という曲を探すためにカセットをかきまわしたら、懐かしいテープが出てきた。
昔はMDやCD-Rなどなく、カセットテープだけだったし、レンタルもなかったから、友達から借りたレコードやFMラジオの番組をもっぱらカセットに録音していた。
ラジオから録音することをエア・チェックと言ったが、最近はレンタルが増えたので、この言葉も死語になったのか・・・。

仕事をしてすぐの頃、好きだったFM番組があった。

「愛の街から」という番組。スポンサーは花王。
日曜日の朝10時か、11時から1時間やっていた。FM大阪(その頃は、民放は一つしかなかった。)がFM東京の番組を流していたと思う。
ピアノのイージーリスニングがオープニングテーマで、日曜日の朝にふさわしいさわやかな番組だった。
誰か、覚えてます?

出演者は二人だけ。萩尾みどりと久富惟晴。
萩尾みどりという人は、テレビではあまりなじみがないが、この「愛の街から」の声が印象に残っている。久富惟晴(ひさとみこれはる)という人も本職は俳優だと思うが、渋い、いい声だった。

毎回、二人のセリフと音楽、効果音だけでドラマ仕立てで作っていた。
一話完結で、音楽の選曲が良くて、ストーリーに入り込める番組だった。

ラジオドラマなんて、最近全く聞かないが、セリフと効果音、そしてそのストーリーに合った音楽だけで構成された音のドラマは、すごく印象に残っている。
映像が伴う、テレビや映画のドラマももちろんいいが、音だけのドラマは自分の心の中に情景が浮かんできて、それが直接イメージ記憶されるような気がする。
25年経っても、いくつかのストーリーは覚えているのが不思議。

大阪出身の姉と東京でつき合う男性が、彼女の妹に大阪案内をされる・・・いもうとコントロール。
堅い研究者と婚約しているが、会社のやり手の同僚にモーションをかけられる女性・・・シリーズ結婚まで。
ユーミン特集で、リッチな女性のアンニュイな生活と、マトモに生きたいと思っている男友達の話。

映像の記憶は、すごく情報量が多い分だけ、印象に残りやすいが、純粋に音だけの記憶に比べると残りにくいのかもしれない。
音だけのドラマなど、めったに経験しないので、なかなか比較できないが、そんな気がする。
映画でも、印象に残った場面は、音であるセリフがきっかけで思い出したりする。

カセットが5本ほど出てきたので、もう一度聞いてみよう。

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