考えたこと2

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思い出せないだけでね
本を読んでも、当然、覚えていることの方が少ない。時間とともに忘れることがほとんどだ。
だから、読んでもムダ・・ということはないと思っている。
それは、読んでる時に面白ければいいからとか、少しは頭に残るからとか、そういうことではない。

10年以上前になるが、立花隆の本に、「脳はインプットされたことは、すべて覚えている。それを思い出せないだけだ。でも必要な時にはその知識は出てくる」という意味のことが書いてあった。
それ以来、その言葉を信じている。

読んだ本の内容は、読んだ時に理解されているかぎり脳の中には残っていて、何かそれが必要な時には出てくるハズだ。
そのままの形で出てくるのか、それとも何か形を変えて出てくるのか・・・。
必ず何らかのカタチで、役に立つ。だから、本を読んで、たとえ忘れてもそんなにがっかりしなくていい。

本だけに限らない。
誰かと会ったり、どこかに行って見たり聞いたりしたことも同じだと思う。
すべての経験は、残っているんだと思う。

そういう話をしていたら、家内が、それは「千と千尋の神隠し」の映画の中でゼニーバが言っていたセリフだ、と言う。
物語の終わり近く、ゼニーバは千にこう言っている。

一度あったことは忘れないものさ。思い出せないだけでね。

そうなんだ。

きっとそれは真実だろう。

大事なことに気づかずに時間を過ごしても、忘れてはいないのだ。
思い出せないだけだ・・・。

そして、いつかは役に立つ時が来る。たとえ役に立たなくても、いつか思い出せる時がくるような気がする。
でも、マジメに生きていないと、思い出せないのかもしれない。
千が一生懸命がんばったように。
そんな気がする。

思い出せないだけでね・・・


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