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2005.07.22 Friday
引き出しのたくさんある人生
ある年齢まで生きていると、いろんな人に会って、その人はどんな人か?という引き出しが頭の中にできる。
ステレオタイプ、類型分類・・そんなことだ。 ああ、あれは高校時代のあいつと同じタイプや、とか、おー、あいつと同じ字を書いてるとか、スポーツ得意なんや、とか、意外と優柔不断なヤツや、とか・・・ふとしたことで、あっ、この引き出しや、という感じで分類の引き出しに入っていく。 そういう分類をして、この引き出しのタイプの人だから、きっと気が合うだろうとか、逆につき合わない方が良さそうだとか、人を見て判断して、人付き合いをしている。そうですよね? 誰か、新しく会った人は、だいたいはどこかの引き出しに入る。 たまに、最初に入った引き出しが間違いだった、という事もある。 「それ、取ってきて」というような、たった一言の言葉で、引き出しがころっと入れ替わる、という感覚、ないですか? あー、そうやったんや、という入れ換えである。 良い方向に行く人もいれば、悪い方向に行く人もいる。 すべてに明確にラベルが貼られているわけではなく、「保留」というのもある。 知り合って間もないときには、みんな保留だが、たいがいはすぐにどこかに入っていく。 長いこと、保留にとどまる人もいる。 そういう人は、魅力がある、ということだろう。 今までなかったタイプの人、ということだから。 そのうち、新しい引き出しを作り、「いいやつ」というラベルをつけて入れるのだ。 たくさんの引き出しを作り、「いいやつ」に類するラベルをたくさん貼れる人生は、すごくいい人生だと思う。 そんな出会いをたくさん持てればいいですね。 |
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