考えたこと2

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脳の能力は無限? 2
ワープロを使いはじめたとき、何だかイライラして、なじめなかった。

何でだろう?と考えたら、ペンを使って紙に書く方が早かったからだ。
今までの考える速さで考えていたら、ワープロ操作が遅くて、書く方が追いつかなくなる。

えーと、キーはどこだ?、変換はスペースキーで、漢字を選んで、間違えたらバックスペースか・・・などと考えていたら、その時に書こうと考えていたことが止まってしまっていて、やっと書く方が追いついたら、何を書こうとしていたのか、思い出さないといけなくなる。
だから、その頃はどうしてもワープロで書かないといけないことは、紙に書いて、それを打ったりしていた。
考える速さで書けないと、ちゃんと書けないのだ。

ちょうどその頃、コンピューターなど素人の弟と正月に会って、彼がコンピューターを買って、ブラインドタッチをマスターしたという。「えー、ほんまかいな」と聞いたら「2週間頑張ったら、全然違う。簡単やで。」という返事。

こっちは数年間キーボードを触っててできないのに、素人が2週間でキーボードを見なくても、ワープロが打てる??

弟には、負けたくない。
一念発起して、ブラインドタッチのソフトをコンピューターに入れて、毎日20分練習を始めた。
たしかに、2週間したら、違ってきた。
だんだん、キーボードを見なくても打てるようになってきた。
それと同時に、日本語変換のソフトも良くなって、変換精度が上がってきたというのもあったんだろう。
書く速さを、キーボードが抜いた、という感覚になった。

そしたら・・・今度はペンで字を書くのが、イライラしてできなくなった。
考える速さが、キーボードを打つ速さに慣れてしまったんだと思う。
ちょっとしたことでも、キーボードで打つようになった。

しばらくして、完全にブラインドタッチができるようになってしまった。
毎日仕事で使うと、カッコや数字など、見なくても打てるキーが増えてきた。
こうなると、完全に考える速さはキーボードの速さになった。

紙にペンで書こうとすると、もー、なんでこんな遅いねん!という気になる。どうしても書かないといけないときは、すごくキタナイ字になる・・早く書かないと、書きたいことが書けないのだ。考えることに追いつけない。

だから、何かを書く時の、脳の考える能力は、書く速さに制約を受けているんだと思う。
書く速さが早くなると、制約が取れて、脳は速く考えられる。

こんな事があったので、脳の能力は無限大、という速読の宣伝もひょっとしたら本当かもしれないと思う。

ちなみに、ブラインドタッチを覚えてから、回りの人たちに、だまされたと思って2週間頑張ってみたら、全然違うで!、と言ってきたが、いまだに、ホントでした、という人に会わない。
僕の場合は、相手が弟だったから、意地になってやったんだと思う。
そういう意味では、弟には本当に感謝している・・本人にはまだ言ってないけど。

いつか言わないと・・・

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