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2005.06.04 Saturday
休みの日の楽しみ
誰でも朝起きてからの決まった手順というものがあると思う。
僕の場合は、起きる−着替える−新聞を取る−トイレで読む−ひげそり−歯磨き−顔を洗う−髪の毛が立ってたらドライヤーを使う−朝食を食べながらNHKのニュースを見つつ新聞のつづきを読む−時間になると出る という手順。 たまにボケてひげそりと歯磨きの順番を間違えたりするが、ほぼこの手順である。 休みの日の一番の楽しみは、この手順を狂わすことができることだ。 起きて、パジャマのまま紅茶をいれて、パンを焼きながら、先に新聞を読む事ができる! 着替えも、歯磨きも、どうでもいいのだ。 新聞も、いつもはとばし読みだが、ゆっくり読む。 チラシが入っていれば、それもざっと見る。 ゆっくりパンを食べて、テレビのチャンネルを行ったり来たりする。 面白そうなものがなければ、消す。 もう一度寝ようが、思い立って洗面所に行こうが、どうでもいい。 これが休日の一番の楽しみです。 朝、時間を気にせず、パンを食べたり、新聞を読んだりできることが、幸せとまでは言わないが、ささやかな充足を味わう瞬間といってもいいと思う。 以前は休日の楽しみは、起きずに眠り続ける事だったが、年をとって朝目が覚めてしまうようになったので、楽しみも変わってきた。 しかし、定年したりして、朝差し迫った用事がなくなると、毎日この状態になるのか。 そうなると、この楽しみが楽しみでなくなってしまう。 たまにあるから、楽しみという事だから。 こういう事が、定年の危機なのかもしれない。 ささやかな充足の瞬間は大事ですからね。 |
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