考えたこと2

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劇場をあとに
先週末にシアター・ドラマシティで舞台を見た。

主人公の女たらしの刑事が、宝石泥棒を捕まえようとして、いちびって窓から落ち、そのショックで実際に見た人物と、記憶の中の人物が入れ替わって見えるという病気になるというドタバタのコメディ。その中に、刑事とやたら格闘技が強い、ブサイク(本当はかわいい)なガードマンの女性との恋を絡めていた。

シャッフル、という題名。石野真子がホンモノの石野真子の役で出ていた。(刑事が石野真子のファンで、会ったことのある人が石野真子に見えたりする)

良くできた脚本と、スピーディーな舞台の転換、芸達者な役者陣で、すごく面白かった。

きっかけは、関西の小劇団が面白い、という人の話。ネットで申し込んでチケットを取った。今回で2回目の観劇。
前見たのも良かったが、今回の方が好み。

舞台はテレビや映画と違い、真剣勝負なので、気合いが伝わってくる。
やはりライブというのは素晴らしい。スタジオ録画などで、スタッフが楽屋落ちの笑いを入れているものなどとは大違い。あんなものは公共の電波上でやる価値がないと思う。(おれたちひょうきん族が悪の根源かな?)

ベタベタのギャグが多いが、吉本新喜劇が面白いのは、大勢のお客さんの前でやっているからだろう。役者の手抜きがない。何度見たギャグでも笑える。いくつか、かなり前に録った吉本新喜劇のビデオがあるが、古くても、面白い。おそらく、観客無しのスタジオ録画のバラエティ番組などは、時間をおくと笑えないのではないか。お客さんは大事だ。

いい舞台を見ると、ストレス解消になるし、心が豊かになるような気がする。

今回のコメディでは、主人公が脳の病気になり、会ったことのある人が別人に認識されるという、実生活でそんなことになれば、すごく悲惨なおはなし。女性・男性まで入れ替わっていたからさらにひどい。たとえばの話、入院中に恋人の女性が見舞いに来たが、それが同期入社の男に見える、という事です。これは悲惨でしょう。
ところが、やたら面白い。

これを見ていて、マイケル・J・フォックスが、「コメディ=悲劇+時間」という公式を信じる、と書いていたのを思いだした。読んだときは、今ひとつピンとこなかったのだが、今回の舞台など、まさに「悲劇+時間」だ。

落語や漫才を見に行ったことはあったが、劇団というのはここ1年の経験。
これからもちょくちょく見に行こうと思う。


| | 映画・舞台 | 00:05 | comments(0) | trackbacks(0) |

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