考えたこと2

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記憶の老化防止
精神科医の和田秀樹教授は、「年をとると忘れやすくなる」と言われるが、若者と年配者の記憶力に大差はないという。
記憶力の衰えは「覚えようとする意欲」の低下が原因で、特に60代から70代にかけて、脳を使い続けることが必要らしい。

認知症の母を見ていても、そう思う。
認知が進んだのは、コロナ禍で3ヶ月骨折で入院したのが原因だった。
3ヶ月間のほとんどは、リハビリ病院の個室で過ごした。
会うのは看護師とリハビリの理学療法士などだけで、全てがスケジュール化されていて、何も考えずとも進んでいく状態。

大腿骨の骨折だから、リハビリが進むまでは一人で歩き回っては危ないので、部屋は車椅子で出入りができない状態だったはず。
リハビリ病院の方も、人員がそんなに豊富ではないから、そういう処置になるのは仕方がない。
入院前からちょっと認知が進んできたという感じだったが、3ヶ月間ほとんど会えない(1回15分程度)状況でかなりしんどくなった。
こちらも仕事があったので、洗濯物を届けるとか、おやつを持っていくとか、それだけだった。
その期間は、本当に脳を使わない状況だったと思う。

和田教授は老化で衰えるのは、記憶力ではなくて、覚えようとする意欲だという。
アメリカで言葉を覚えておくテストを若者と年配者にやった。
「これはただの心理学実験です」と言っておくと、成績はほとんど変わらなかったが、「この記憶試験では高齢者の方が成績が悪い」と伝えると、年配者の正解率が大幅に低下した。

つまり、意欲を保って、積極的に覚えることを継続すれば、記憶力は衰えない。
使わない筋肉が衰えるのと同じく、記憶力も使わないと衰退する。

覚えにくいものを、敢えて覚えるということは効果がある。
「百人一首」を覚えるというのもいいらしい。
そういう意味では脳トレのアプリをやるのもいいのだろう。

人と話すこと、人に教えること、ニュースなどについてなぜ?と考えることなどが記憶力の減退に効くということだ。

今や完全退職した後の人生は楽ではない。
長く、苦しい人生だ。
死はなかなかやってこないからだ。

その間をどう過ごすか。
人生の目的などという言葉も出てきたりする。

わけも分からず始まった人生だが、わけも分からず終わるのはあまり好ましくない。
今からでも新しいことに挑戦してみるのもいいと思う。

それこそが、周りの人たちに迷惑をかけずにいるために必要だと思う。

| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 20:05 | comments(0) | trackbacks(0) |