考えたこと2

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バック・トゥ・ザ・フューチャー
今日はテレビでバック・トゥ・ザ・フューチャーをやっていたので、ついつい見てしまった。
マイケル・J・フォックスの大ファンだ。

この映画は、今から20年前の作品。
マイケルがいい味を出している。
コメディが絵になる役者だ。

この人の書いたラッキーマンという本を読んだ。
この映画が発表されて、マイケルがテレビから映画に進出したちょうど13年後に、彼は自分がパーキンソン病にかかっていることを発表した。
ラッキーマンは彼の自伝であり、闘病記でもある。
この本は、なかなかめぐり逢えない本だった。

アマゾンのレビューから抜粋すると・・

「フォックスは、パーキンソン病が自分に何をもたらしたかを語る。すばらしい人生と仕事に感謝するチャンスが与えられたこと。そして、治療法を探すための手助けをし、人々に広くこの病気について知ってもらう機会を得たこと。そう、彼は実に幸運な男なのだ。」

だから、本の題がラッキーマンになっている。

発病は1992年らしい。パーキンソン病はゆっくりと進行していく。難病であり治療法が見つかっていない。
マイケルは今、財団を作って、この病気の治療法を確立しようとしている。

彼が引退する直前の番組が、ニューヨークの市庁を舞台にした、スピンシティというドラマシリーズ。
マイケルは市長の補佐官の役で出ていた。
番組の中の彼に、少し違和感を覚えるのは、病気の事がわかってからだった。
本の中に書かれているが、この番組の収録は大変だったとのこと。発作を抑えるための薬をのみ、いうことをきかない身体がほぐれてきた時を狙って、自分の出演場面を撮っていたらしい。
その演技が面白い。本当にこの役者はすごいと思う。

マイケルは、今、バック・トゥ・ザ・フューチャーを見て、映画のように、自分はもう一度過去に戻りたい・・・と思うんだろうか?
きっと思わないだろう。

「神様、自分では変えられないことを受け入れる平静さと、自分に変えられることは変える勇気と、そしてそのちがいがわかるだけの知恵をお与えください。」

彼が毎日捧げている祈りの言葉。

マイケル・J・フォックス財団が、パーキンソン病の治療法を確立して、彼の姿をもう一度見られることを願う。


| | 映画・舞台 | 23:35 | comments(2) | trackbacks(0) |