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2018.08.24 Friday
1万人の第九 2回目練習
今週の水曜日も第九の練習。2年目は余裕だ。
コダマ先生の発声法は、留学先の先生に習ったという。 骨盤底筋を意識し、鼻の上の方に息を持っていって、音階は頭で考えるだけでため息のように声をだす、というやり方だ。 お腹に力を入れなさい、という昔の指導とは一線を画す。 よく学校のコーラス部などに「一音入魂」と野球部みたいなスローガンが貼ってあるが、あれはマチガイだという。 一音ずつ入魂してたら、音楽にならない。 音は止まったらダメという。 「声とマグロは止まったら死ぬ」と言っていた。 ギターのような複音楽器のカッティングなどは、いかに音を切って止めるか、というところが難しいのだが、単音の声はそうではないらしい。 表情も明るくしないと、声が明るくならない。 口を大きく開けるのではなく、口の中に大きなスペースを作って歌う。 喉に負担をかけず、ため息で歌うのだ。 そういう指導を受けた後と、いきなり歌った時の声は明らかに違う。 他パートの練習の時に、それを実感することができる。 実際、ハーモニーがきれいになる。 このあたりが、2年目の余裕だ。 去年は、他パートの練習中もずっと音符を目で追っていたから、それどころではなかった。 今週は各教室の練習風景の撮影があった。 どれくらい載るのだろうか。 長い発声練習の後、Dのメインテーマ。 ダイネツァウベル…というところ。 去年は全くドイツ語が読めなかったが、今年は大丈夫。 バスに転向したので、ちょっとメロディが違うが、テナーよりやさしい。 去年のテナーはしんどかった。 1回目の練習時もそうだったが、今年のテナーは去年より上手い。 しっかり声が出ている。 人数が少なくなったにもかかわらず、立派なものだ。 でも、音階が難しいGパートは苦労していた。 音は高いし、メロディは難しいし、ここは最初の難関。 バスなら簡単だ。 今年は強弱の記号を見ながら歌えるし、他のパートを聞く余裕もある。 2年目は楽しい。 去年は途中でしんどくなったが、今年は本当に楽しい。 これがコーラスだ。 |
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