考えたこと2

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自由だから非正規
今朝の日経は「自由だから非正規 4割増 待遇改善も影響」という記事が1面。
非正規労働の位置付けもだいぶ変わってきた。

記事の中には、「総務省によると、4〜6月時点で「都合のよい時間に働きたいから」非正規で働く人は592万人で、5年前から44%増えた。人手不足を受け、賃金が上昇したり厚生年金に加入できたりと待遇改善が進んだことが大きい。企業は働き方改革を急ぐが、非正規・正規ともに多様な働き方の実現にはなお課題が残る。」と書いてあった。
企業はどんどん非正規の待遇を改善している。

「正規の職員・従業員の仕事がないから」仕方なく非正規で働く人が259万人。
統計上は、積極的に非正規を選んだ人の半分以下になっている。
この5年で24%減ったとのこと。
だいぶ意識が変わったようだ。

2017年の非正規の賃金は正社員の66%で5年前よりも4ポイント上昇とのこと。
なぜ待遇を改善するのかというと、他と比べて悪かったら辞めて変わるからだ。
これを市場原理という。

正職員は、終身雇用で辞められないから、上がり幅が少ない。
政府の「同一労働同一賃金」という方針に従うと、原則同じ仕事をしている人は同じ賃金になるから、よく働いたり、優秀な非正規の人たちの賃金は正職員と同じになる。
学校法人などは、派遣やパートの人のほうがよく働くということも多かった。
あの人たちには、高い給料を払わないといけないと思う。

記事の中には、

「「派遣でもやりがいがあり時給もよい仕事が増えた。定時に帰れて家庭と仕事を両立できる今のほうが、正社員の安定よりも魅力的」。広告会社の管理職だった女性(40)は昨年、ウェブコンサルティングをする派遣社員に転じた。」

とも書いてある。

IT関係でスキルがあれば、そういう仕事も選べるのだ。

こんなふうに、だんだんと正規・非正規の待遇に差がなくなり、比率が逆転していくというのが、今の日本で起こっている変化なのだろう。
トップダウンは、厚労省にはできないのか。
天下りを期待している役人には、無理かもしれない。

そういえば、学生にバイトの時給を聞いたら、今は900円は下らないと言っていた。
人手不足なのだ。

これからもっと労働人口は減り、若い人たちが減っていく。

ごく一部の人以外は、自分のスキルをどうしていくかを、早い時期から考える時代になったのだと思う。

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