考えたこと2

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吹奏楽部
吹奏楽をやるのは女子が多いのは知っていたが、それが小説やアニメになっているとは知らなかった。
「響けユーフォニウム」というやつ。

北宇治高校吹奏楽部というのが舞台。
宇治の学校法人に勤めていたが、全く知らなかった。
TVでも放映され、映画にもなっている。
まあ、辞める1年前だったから、そんなものか。

ちょうど宇治と縁が切れてから、盛り上がったようだ。
作者が宇治の出身らしい。

登場人物もほとんど女性。
男性もいるところを見ると、男女共学の高校という設定だ。
今や女子のスポ根ものは、吹奏楽部なのだろう。

中学で吹奏楽をやって、金賞受賞で喜んでいる女子の横で、「ダメ金で喜んでいるのか」と悔し涙を流す友だちがアニメの第一話の場面。
ネットで第一話だけタダで見られる。

吹奏楽部のことを吹部(すいぶ)というのも、初めて知った。
高校に進学して、ド下手の演奏を聞いて驚くが、そこに新しい顧問が来て全国を目指すというストーリー。
まるで甲子園を目指す野球マンガだ。

昔でいうと、「巨人の星」みたいなもの。
スポ根物の元祖だ。
今や吹奏楽部は女子の運動部と化した感がある。

そういえば、女子の大学生は吹奏楽をやっていた、という人も多い。
流行っていたから、そういう小説やアニメが売れたのかも…。

アニメの中にはヤマハの文字がよく出てきたが、きっちり協力企業になっていた。
昔のギターキッズは、ブラスキッズになっている。

だから、定番曲である「宝島」の動画がたくさんアップされているのか。
いろんな高校が動画を上げている。
運動部並みに練習をしているのだろう。
あの動画は一番いいところだけを切り取っているのか…。

何となく、吹奏楽連盟とボクシング連盟が重なった…、と思ったらこんなブログもあった。

たしかに上手くなるにはすごい練習が必要だろう。
Youtubeを見ていると、海外遠征でマーチングをやっている高校もあり、あきれるほど上手い。
でも、それで犠牲にするものもあるということだ。
海外では評判がいいが、生徒の練習の実態を見ても同じコメントがもらえるだろうか。
きっと、こんなに練習して、いつ勉強するのかと呆れられるだろう。

以前、大学の体育会のコーチをやっている人と話したとき、運動部の部員は礼儀正しいと言ったら「そんなのは、そうしなさい、と言っているだけです」と言われた。
礼儀正しい気持ちを持つことと、指示でやっているのは違う、とコーチは言っていたが、そうかもしれない。
そう思うと日本中、そういう価値観に覆われているような気もする。

自由に楽しくやって、それでレベルが上がればいいのだが、なかなかそうもいかない。
形から入る、ということも、ある意味正しい。
でも、学校は何をするところか、という一番肝心なところが抜け落ちているような気がする。
吹奏楽部もブラック部活なのだ。
だから、大学で続けない学生が増えているのかもしれない。

教育の場と、趣味の場を分けないとダメだと思う。
先生は勉強を教えるのが仕事。
趣味の活動を通じて、人間形成するなどというのは勝手に作った理屈だ。

ブラック部活はタテ社会であり、それが学校の体質になることもある。
それに適応できない生徒が、仲間はずれやいじめにもつながったりする。
また、それが学校の宣伝になるから、私立の学校法人はブラック部活に力を入れる。

部活は週休2日にしたらいい、というものではない。

完全に切り離すべきだ。


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