考えたこと2

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統計リテラシー
統計リテラシーを持たないと、実際に生活する上で困る。
平均、最大、最小、中央値、分布というような概念。
さらに、バラつきまでいくといろんなことがわかると思う。

最近はメディアの記事を見ていても、編集者も含めてこの記事を書いた人は統計のリテラシーがあるんだろうか、と思うことが多い。
だからこそ、リテラシーがないとだまされる。

今の日本、増えた高齢者は問題になりがちだ。
切れやすいとか、事故が多いとか、高齢者はこうなる、という断定の記事も中にはある。
たいがい、そういう記事には高齢者のデータは載っているが、そこに高齢者の人口比率は出ていない。
今は昔と違って、高齢者の人数は増えているのだ。
だから、何かの事象に当てはまる人数は多くて当たり前。
その両方の数字を入れて、記事は書くべきなのだ。

テレビでいえば、コメンテーターという役割の人が増えた。
そういう人は、大衆の代表みたいになっており、「ホントにそうだ!」というばかりのように見える。
だいたい、コメンテーターというのは、お笑い芸人であったり、単なる歌手であったり、分けのわからないタレント?だったりする。
ワイドショーなどは、出演者のコストを下げるために、ずっと同じ人が座っている。
そんな人にニュースをコメントされても、聞く値打ちがない。
あんな番組を昼間ずっと垂れ流すくらいなら、昔のドラマでも再放送するべきなのだ。

マスコミ自体、そういうウソのニュースを流しているという気持ちがない。
表面だけ見て、「これはこうだ」と断定して放送しているように見える。

精神科医の和田秀樹が高齢者の免許の問題について書いていた。
それによると、アクセルとブレーキの区別がつかなくなったような認知症の患者なら、そもそも車を動かすのにキーを使うということもわからないそうだ。
つまり、認知症=事故と考えるのは妥当ではない、という専門家もいるということになる。

人は何かの判断をするときには、正ー反の2つの意見が必要だろう。
その両方の意見を聞いて、どちらかを考えるというのが通常の判断のプロセスになる。
今のマスコミを見ていると、どちらか一方しか報道しないことが多い。
もちろん、事実は一つであり、それを報道するのは本来の姿だが、それに付随した判断も同時に報道していることがある。
例えば、人を殺したらダメ、というように、その判断が自明な場合はいいのだが、そうでないケースも多い。
どう考えても、マスコミが勝手に判断していると思う。

賢いマスコミならそれでいいが、バカなマスコミの場合、そんなことをされたらおかしくなる。
それは、日本が戦前戦争に突っ走っていった時のマスコミの行動だ。
それを自分たちが進んでやったという歴史を、マスコミはもっと認識すべきだ。

そうしないと、またやってしまうぞ。

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