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2017.05.23 Tuesday
警察アプリ
アメリカの新しいドラマを見た。
ハイテク会社の大富豪が友人を殺され、その捜査に警察署を一つ買って、古くさい装備を一新し、ハイテク装備の警察を作る、というものだ。 無料のスマホの「警察アプリ」を宣伝して、一般の人たちにインストールさせる。 そのアプリを起動したら警察につながり、テキストで通報ができる。 自動的にGPS情報も伝わるから、場所もわかる。 パトカーも最新型に変え、本部への通報と同時に最寄りのパトカーに連絡がいくようになった。 ちょうど配車アプリのUberみたいな仕組みだ。 向こうではもうUberが広まっていたはずだから、そこからヒントを得て作られたドラマなんだろう。 こういうことを本気でやるのが、アメリカだ。 そのうち、本当にこういうことになるのではないか。 通報すると同時に、GPSで場所もわかる。 なんなら写真も付けて送ると、状況もわかる。 初動捜査は大事だが、それをその場でやるようなもの。 ドラマの中で大富豪はまさにそういうことを言う。 人も足りない、予算もない警察を変えるのだ。 こないだ書いたCSIといい、今回のハイテク警察といい、ドラマの世界では日本の警察はだいぶ遅れている。 相変わらず何かというと捜査本部に集まって、会議だ。 ひどいのは教室形式で、前にエライ人が並んでいて、二十人以上はいようかという捜査員が、それぞれが捜査の進捗を報告する。 みんな、紙とペンの世界だ。 未だに実際にそんなことをやっているとは思えないが…。 でも、確実に未来の警察はそういうものになるんだろう。 科学を使って、犯人を特定するのだ。 しかし、今の警察の公務員試験を見ていると、とてもそんな人材を集めているとは思えないが…。 まず、人数ありきというところ。 鑑識官になるには、まず警察の試験を通って、刑事にならないといけないらしい。 そんな採用方式ではとても科学に精通した鑑識官は育たない。 もっと近代化しないといけない。 民間の研究所などと協力しないと…。 |
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