考えたこと2

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キレる中高年
論語に「四十にして惑わず、五十にして天命を知る、六十にして耳順う(したがう)、七十にして心の欲する所に従いて矩を踰えず」とある。
少なくとも40歳を超えたら、自分の生き方について迷いがなくなる、ということだ。
なんせ孔子の時代だから、平均寿命は何歳くらいだったかわからないが、40歳というと今よりは晩年だったんだろう。

しかし、最近は孔子の時代よりも20年ほどは長生きだと思う。
となると、「四十にして惑わず」というのは60歳あたりの話かもしれない。
少なくとも、60歳になったら、自分の生き方について迷いがなくなる、という感じだ。

それでも最近は、その中高年がキレることが多いらしい。
こないだのWeb記事によると、2015年の鉄道職員に対する暴力行為は792件で、20代以下は127件(16%)、30代は149件(18.8%)、40代は140件(17.7%)、50代は153件(19.3%)、60代以上は188件(23.8%)、不明は35件(4.4%)となっている。

人口は20代以下が3462万人、30代が1581万人、40代が1861万人、50代が1563万人、60代以上が4242万人だから、人数的には60代以上が件数が多くて当たり前、という感じだ。
今の60代以上は元気もある。

高齢者の人数が増えているから、キレる人も増えたと言える。

どちらかというとぼくはそう思うが、年齢を重ねて分別があるはずだから、分別があるはずだ、という気持ちもわからなくもない。

しかし、今の年金の問題や世代間格差を放置する高齢者を見ていると、少し情けない。
若い人たちはどんどん貧困になっている。
子どもの貧困も6人に1人だという。
ぼくも含めて、高齢者が何とかしないとイケナイと思う。

時代の変化は激しい。
その激しさが、高齢者の適応を邪魔しているとも言える。
そのために、キレることが多くなっているのかもしれない。

それでも、若い人たちのためにちょっとは何かしないと。

そう思う人が増えることを祈る。


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