考えたこと2

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眠らない脳
人間の脳は夜も眠らずに働いている。
脳は体重の2%程度の重さだが、エネルギーは18%も使う。
眠っている間も体温を調整したり、身体の基礎的な代謝をし続けないと生きられないから、脳幹はその活動をしている。
さらに、大脳は昼間の間に仕入れた情報を整理する仕事もしている。

昼間の脳は、いろんなところから過去の記憶を引き出し、新しい情報を取り入れ、例えていえば図書館で読んだ本を散らかして、今日入った新しい本も片付けず、積んでいる状態みたいなものらしい。
養老孟司が講演で言っていた。
それを脳は眠っている間に片付ける、ということだ。

ということは、新しい情報が増えれば増えるほど、古い記憶が増えれば増えるほど、片付けは大変になる。
小さい頃によく眠るのは、日々新しい情報が入ってくるからだろう。
毎日新しいことの連続だ。
物心ついてからも、いろんな体験をして大きくなっていく。
その整理が大変だから、脳は忙しい。

年をとって、またよく眠るようになるのは、記憶が増えたからだろうか。
何かを見たり聞いたりした時に、無意識にでもいろんな事を思い出していると思う。
意識の上でも、最近はいろんなことを思い出すことが多い。
頭の中の引き出しが年とともに増えているのだ。

誰かが話しているのを聞いたら、あいつみたいだとか思う。
ステレオタイプに勝手に置き換えたりしている。
過去の記憶に当てはめようとする。
年をとってガンコになるのは、そのせいかもしれないなあ。

そんな眠らない脳が人間をコントロールしている。

最近よく眠るようになったのはそのせいか。

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