考えたこと2

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メーデーは4月29日?
今年も連合のメーデー(May day 英語では5月の日、という意味)が4月29日に行われた、という記事があった。
去年の4月末に、赤い腕章を付けた人がウロウロしているのを見て、なんでかなと思い調べたら、5月1日は連休の真ん中で集まりが悪いので、4月にやるということになったと書いてあった。

やっぱり今年も連合は4月にメーデーをやっている。
ぼくは高校時代に左翼かぶれだったが、「聞けバンコクの労働者」というインター(労働者の歌)を歌って、シュプレヒコールを上げるのがメーデーだ、という印象がある。
ぼくらが高校の頃は新聞も5月1日にはメーデーの記事が載っていた。
ぼくが入社した昭和54年でも、労働組合から今年のメーデー参加はここ、という指示があって何年か毎に5月1日に大倉山かどこかで集会に参加していた。
そこにはいろんな労働組合が来ていて、だんじり祭のようにノボリがたくさん立っていたものだ。

ぼくには良くも悪くも左翼というのは日和らないものだというイメージがある。
それが5月1日は集まりが悪いから、世界的にメーデーである5月1日を避けて、連休の初めにやってしまうというのは、いかにもご都合主義だと思う。
そんなことをしているから、労働者からも見放される。

毎年「先行き不透明」と言い続け、だいたいのベアやボーナスの着地点は決まっており、最後は労使協調路線を踏襲する。
企業内組合だから、企業の経営陣を批判するべき場面でも批判しない。
組合の専従になった人はまた部署に戻っていくのだから、そんなハズレくじは引かない。
要は会社の一部なのだ。
そこを指導すべき連合がこのありさまだから、推して知るべしという感じ。

これらの企業内組合が非正規労働者の味方になるとは思えない。
結局今の労働組合は、正規労働者の組合なのだ。
そこをもっとはっきりとすべきだと思う。
結局は労働市場をもっと流動化しないと、いろんな問題は解決しない、ということを誰も言わない。

本気で働き方改革をする気なら、今の年功序列の賃金体系にメスを入れざるを得ない。

でも、正規社員を守ろうとすると、それはできないだろう。
4割を超えるといわれている非正規社員をどう処遇するか。

日本の雇用体系を、世界標準の方に戻さないといけない。

それができないから、労働組合は世界標準の5月1日にメーデーをやらずに、4月にしているのかな…。




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