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2017.04.27 Thursday
CASE
東洋経済の記事があった。
トヨタもEVにシフトせざるを得ないという事を書いている。 これからの自動車業界のキーワードは「CASE」ということだ。 記事の中にこう説明されている。 「自動車業界は今、「100年に1度」といわれる変革期にある。次世代カーのキーワードは「CASE」。C(コネクティビティ=ネットとの接続)、A(オートノマス=自動運転)、S(シェア&サービス)、E(エレクトリックドライブ=電気駆動)の頭文字をつなげた造語だ。」 これからの自動車業界は大変だと思う。 CASEの「E」、電気駆動のところだ。 エンジンがなくなり、モーターに変わることで、部品点数が少なくなる。 ネットによると、エンジンを作るための部品数は1万〜3万個。 モーターを作るための部品数は30〜40個らしい。 自動車全体の部品が10万点だというから、この差は大きい。 さらに、参入障壁が低くなるということもある。 部品点数が少なくなると作るのが飛躍的に簡単になるし、いろんなところからモーターさえ調達すれば、自動車を作ることも簡単になるからだ。 だからこそ、GoogleやAppleが自動車を作るという話も出てくる。 さらに、この影響はそれだけにとどまらず、変速機や駆動伝達系に及ぶ。 いろんな部品が要らなくなる。 排気管や複雑な変速機も不要になるだろう。 日本の自動車産業を支えている部品メーカーのヒエラルキーが崩れる。 それをトヨタも恐れていたのだろう。 トヨタとホンダは燃料電池車を本命として、開発を進めてきた。 EVは航続距離や電池の性能から、まだまだ普及しないという考えだった。 でも、ここに来て電池の性能が上がり、欧州、北米のメーカーもEVに舵を切り始めている。 ハイブリッドでまだいけると思っていたら、だんだんと苦しくなってきた。 日産のリーフやノートePowerの追い上げも急になってきた。 だから、社内のEVの開発を急いでいるらしい。 何せ、100年に一度の変革期だ。 ぼくが生きている間にどこまで進歩するかはわからないが、今までのクルマの有り様がだいぶ変わるだろう。 日本が主導権を取って進めていってほしいものだと思う。 |
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