考えたこと2

2024.9.24から、今までhttp:で始まっていたリンクが、https:に変わります。申し訳ありませんが、リンクが見られないときは、httpsに変えてみてください。
CALENDAR
<< April 2025 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>
+RECENT COMMENTS
+CATEGORIES
+ARCHIVES
+PROFILE
+OTHERS
追悼 渡部昇一
渡部昇一が亡くなった。
この人の本は10冊以上読んだ。
「知的生活の方法」や「指導力の研究」「腐敗の時代」「レトリックの時代」「英語教育大論争」「ドイツ参謀本部」などだ。
本棚を見たら、そんな本が並んでいた。

たしか高校の頃、「知的生活の方法」を読んだような気がする。
学校の課題か何かだった。
親が読んでいた関係で、本屋で目に止まった。
たしか、「指導力の研究」か何かを読んで、面白かったので、それから買って読むようになった。
「レトリックの時代」は修辞学について書いてあり、面白かった。
この人は自分自身、そういう才能に恵まれていたと思う。

専門である英語関係の著作は、なかなか興味深かった。
日本式教育の、文法をちゃんと身につけて英語を精読するというやり方を、いい方法として書いていた。
今の、まず英語を聞いて話す、というやり方とは真っ向から対立する。
でも、この人の英語論を読むと、それが正しいように思う。
ぼくは今でもそう思っている。

歴史の本も何冊か買ったが、結局積んだまま読んでいない。

晩年は右寄りの論客という感じだった。
着物を着ている姿をテレビで何度か見た。

ああなってしまうと、若い頃のキレがなくなったような感じだった。

でも、山本七平、岸田秀と並んでよく読んだ。

晩年の著作は知らない。
でも、若い頃のこの人は本当に鋭かったと思う。

惜しい人が亡くなった。

合掌。

| | 考えたこと | 22:56 | comments(0) | trackbacks(0) |

コメント
コメントする









この記事のトラックバックURL
http://hdsnght1957kgkt.blog.bai.ne.jp/trackback/236487
トラックバック