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2017.04.19 Wednesday
8x7+17=73は間違い?
ツイッターで見た記事。
小学生が算数の宿題で、8x7+17=という問題に73と答えて、担任教師に「なにこれ?」と赤で書かれているのを見た。 母親がメールで質問を出して、帰ってきた先生のコメントが、「かけ算をまだ習っていないので、かけ算の良さをわかってからでないと〜これは他のクラスも同様です」だった。 正解は、(8+8+8+8+8+8+8)+17=73 と書かなければいけなかったとのこと。 自分の時はどうだったか覚えていないが、ここまで杓子定規ではなかったと思う。 それにしても、「なにこれ?」という赤字のコメントはどうなんだろうか。 記事には「習ってないとの理由で不正解にされ、なにこれ?と書かれる意味もわかりませんが…」という母親の意見が出ていた。 今は塾に行っていたりして、習っていないことを知っている子が多いのかもしれない。 しかし、計算の意味などというものがわかるのは、覚えてしまった後だと思う。 ぼくは小学校の2年の時に九九を習ったが、その時は「ににんがし」という言葉を覚えた。 それが2x2=4であり、それは2を2回足す、という意味だとはっきり分かっていたかどうかは定かでない。 ものを覚えるのはリクツを知ってから、というのは間違っていると思う。 特に小学校などはそうだ。 覚えてから、あとでリクツを知っても何ら問題ない。 というか、リクツにこだわらない方がいいこともある。 先生に余裕がないんだろう。 学習指導要領に、8x7は8+8+8+8+8+8+8とまず教える、と書いてあるのだ。 そう書いてあっても、8x7=56と覚えた子がいてもかまわない、と思う余裕があれば、「なにこれ?」とは書かないだろう。 ぼくらの頃の先生は、「なにこれ?」というようなコメントは書かなかった。 書くならきっと「これはどうやったんですか?」だったろう。 昔から学習指導要領はあったはず。 それでも、今の先生のように杓子定規にやってはいなかったと思う。 今回のやり方を見ていると「馬鹿の一つ覚え」という言葉を思い出す。 もっと柔らかい頭で考えられる人が先生になったほうがいい。 今の教員養成課程はやっぱりおかしいと思う。 |
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