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2017.04.03 Monday
英語教育
京都府の教育委員会が2月に英語の先生の状況を発表した。
京都市を除く中学校の英語教員のTOEICや英検の成績が低く、資質が問われかねない、と言っている。 京都市を除くと言っているのは、調査対象ではない、ということで京都市が問題ないというわけではない。 TOEICの目標は730点。これは英検準1級相当。 受験した74人のうち、目標達成したのが2割らしい。 50歳未満の教員150人のうち、74人が受けたということだ。 最低点が280点、500点未満も14人とのこと。 これはひどい。 50歳以上の教員はどうなっているのか、わからない。 また、受けなかった76人はどうなっているのか。 さらに、受験者の平均点はセミナーや自習をしても、578点から588点と10点しか上がっていないとのこと。 これでは先生が勉強しなさいと言っても、生徒は聞かないだろう。 中学校全体では英検準1級相当の達成率は25.8%から34.5%に増えたらしいが、それでも6割以上が下回っている。 これで英語を読んで、書いて、聞いて、話せるという目標?は達成できるんだろうか。 何度も言うが、学習指導要領を変えると同時に、先生も教育される必要がある。 それができるかどうかに成功がかかっている。 アクティブ・ラーニングといい、英語教育といい、まずは先生の教育が第一。 本来なら、学習指導要領を大きく変えた時には、教員養成課程も変えないといけない。 というか、思いつきで指導要領を変えるのではなく、計画的に先生を養成してから変えるのがスジだ。 それは当たり前だと思うのだが…。 |
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