考えたこと2

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トランプ人気 その2
アメリカの様子が変わってきた。
それは大統領選挙に現れる。

共和党の方はなんといってもトランプ候補。
人気があるのは一度書いたが、このままいくと共和党の大統領候補に選出されそうな勢い。
実際、共和党の本部が彼をどう扱うかはわからないが…。

従来ならもう沈んでもおかしくないような発言を繰り返しても、支持が失われない。
ウォール・ストリート・ジャーナルが記事をまとめているが、こうして一覧で見せられるとスゴイ。
なかでも、今までならありえないと思うのは以下のようなもの。

・身体障害を持つ記者をあざける(11月25日)

・イスラム教徒の全面入国禁止を提唱(12月7日)

・ロシアのプーチン大統領を「力強い指導者」と称賛(12月18日)

・外交政策については自分自身に意見を聞いていると発言(3月16日)

歴史は繰り返すというが、長い期間を経てアメリカは孤立主義に戻っていくのかもしれない。
冷戦の時は世界の警察官としてふるまってきたが、国内の格差が大きくなり、アングロサクソンの人たちに貧しい層が増えてくるとこういうことになる。
世界史で習った「モンロー主義」というやつだ。

しかし、共和党の首脳部も頭が痛いだろうなあ。
元共和党の大統領の悪口は言うし、差別的発言はするし…。
実際、彼が人気があるところをみると、票を取るためにはそういう層に訴えることも必要、ということになってくるし…。

いわば、アングロサクソンの人たちの本音を拾い上げた、という感じだ。
本音ではアメリカは移民の国ではなく、アングロサクソンの国だと思っているし、キリスト教(プロテスタント)の国だと思っているという、WASPそのものの考え方だ。
もちろん、独立宣言に書かれていることとは違う。

“WE hold these Truths to be self-evident, that all Men are created equal, that they are endowed by their Creator with certain unalienable Rights, that among these are Life, Liberty and the Pursuit of Happiness”

我々は自明の心理として、全ての人間は神によって平等に作られており、生命、自由、幸福の追求は譲ることができない権利として与えられていることを信じる、というような意味だ。

トランプ氏の解釈によると、これは白人のキリスト教徒に与えられている、という事になるのだろう。

しかし、これがアメリカの本音かと言われると、アメリカ人も悩むのだと思う。


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