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2015.12.16 Wednesday
人工知能に負けないために
国際的な教育団体が「21世紀型スキル」というのを提唱しているらしい。
職業が変化していて、教育も変わる必要がある、ということで制定された。 それはどんなものか、というと4つのカテゴリーにわたって、10個の能力になっている。 (1)思考の方法 創造性とイノベーション 批判的思考、問題解決、意思決定 学び方の学習、メタ認知 (2)働く方法 コミュニケーション コラボレーション(チームワーク) (3)働くためのツール 情報リテラシー ICTリテラシー (4)世界の中で生きる 地域とグローバルのよい市民であること 人生とキャリア発達 個人の責任と社会的責任 こういうの、言葉で考えるのはわりと簡単なのだと思う。 でも、具体的にどうするのか、というと途端に難しくなる。 なぜかというと、教える側がそういう能力を持っていないか、全く認識していないからだ。 21世紀を生きる子どもたちにやるべき教育、というのは、今までやられていた教育ではない。 それを変えるべくして、唱えられたものだ。 だから、教えられる人がいない。 そこが大問題なのだと思う。 学校にずっといれば、変わらないといけない、とは思えない。 逆に、ずっと一緒でいい、と思うのだろう。 吉田拓郎の若いころのアルバムに、「古い船をいま動かせるのは古い水夫じゃないだろう」というのがあった。 まさに、これからの教育にも不易の部分と、変わらないといけない部分がある。 インターネットが生まれて以降、世の中の変化は激しくなった。 今や、教育も大きく変わらないといけない時代なのだ。 不易の部分は残していい。 しかし、変わらないといけないところは大胆に変えないといけない。 今の大学には十年一日の如く、同じ内容でやっている先生がたくさんいる。 それではダメなんだろう。 でも、学校にいたら、それはわからない。 学校の外から人を入れて、変えていかないといけない。 高校以下も同じことだと思う。 そんな大胆なことを、大学がやれるのか…。 ここは、大学の力の見せ所だと思うのだが…。 |
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