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2015.12.03 Thursday
ゆるキャラグランプリ
元祖ゆるキャラといえば、ヒコにゃんあたりかな。
調べてみると、もっと古いものもあるが、ゆるキャラに火をつけたのがヒコにゃんらしい。 今年のゆるキャラグランプリには、なんとご当地ゆるキャラが1081も出たらしい。 自治体が作ったゆるキャラだ。 今年は浜松市が作った、「出世大名家康くん」が優勝した。 浜松市で投票が行われたのが、追い風だったと言われている。 まあ、別に誰が優勝してもよかったんだろう。 2011年に348出たゆるキャラは、4年で3倍になったということだ。 地方創生が絡んでいるのかもしれない。 どこの地方自治体も、町おこしということであれば、まず「ゆるキャラ」ということだ。 なんで、そうなるのか。 そこらあたりに、地方自治体の問題があるような気がする。 どのゆるキャラを見ても、ゆるい。 気合が入る、という感じではない。 どうしたらいいのか、わからない、といった顔をしている。 それはそうだろう。 企業の工場はどんどん海外に出ていき、工業団地を作っても誘致に応じる工場は少ない。 グローバル化はじわじわと効いてきている。 今やみんな横並びで「こうやれば町おこしができる」というものはない。 自治体ごとに、工夫をしなければイケナイ。 それでも、横並びで残っている最後のカードがゆるキャラだった。 だから、こんなに増えたんだと思う。 地方公務員になりたい、という若者は多い。 その理由は、転勤がなく、安定している、というものがほとんど。 それを面接で話す人はいないが、なりたい人はそう思っている。 ここを何とかしないと、地方自治体の復活は難しい。 中途採用を増やすのは一つの手段。 民間で働いている人が、地方自治体でできることに気づくことも多いだろう。 そういう人たちが、役所を変えていくことができるかもしれない。 市長が無投票で決まるところも多いと聞く。 やる気がある人を見つけ、市長に据える仕組みがあればと思う。 そういうことをしないといけないと思う。 ゆるキャラを考えるのはもうやめたらどうか。 |
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