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2015.03.16 Monday
芸術選奨文部大臣賞
山下達郎が芸術選奨文部大臣賞を受賞したとのこと。
彼ももう62歳。 1つの時代を作ってきたということが評価されたんだろう。 でも、同年代なら小田和正もいるし、吉田拓郎もいるけどなあ。 結婚後の竹内まりやの楽曲はすべて彼がアレンジした。 ぼくはそちらの功績の方が大きいと思う。 彼自身の作品は70年代〜80年代初めの若い頃の方がいい。 特に結婚前の作品が好きだ。 吉田美奈子と組んでやっていた頃のコーラスが抜群。 若い頃はそうでもなかったが、今の達郎を見ていると、本当に「職人」という感じがする。 細かいところにこだわった音作りをするから、気に入ったメンバーしか使わないし、時には自分一人で全部やったりする。 ルーツはアメリカのポップスだ。 道具にもこだわっている気がする。 以前、達郎は使い慣れた打ち込みプログラムを使っており、かなり古いコンピューターを使い続けているというようなことも読んだ覚えがある。 いかにも職人、山下達郎らしい話だ。 自宅のステレオセットなども、結構凝っているんだろう。 さすがに、自分の家専用に「マイ電柱」を立てるところまではやっていないそうだが…。(家庭用の電源でオーディオを聞くと、他の機器を使うと電圧が変動するので、マイ電柱を立てている人は本当にいるらしい。山下達郎情報) この人、結婚相手に恵まれたと思う。 竹内まりやという逸材を得て、自分の才能を発揮できた。 松任谷由実、正隆夫妻と似ている。 クリエイターというよりは「職人」という感じ。 器用さが才能に勝っている。 受賞おめでとうございます。 |
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