考えたこと2

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STAP細胞
STAP細胞という新しい細胞が発見された。
神戸の理化学研究所の、小保方さんという若い女性の研究者が発表していた。

その時にiPS細胞の山中教授もテレビでコメントしていた。
何となく当惑したような顔で喋っていたのが、印象的。
それほど、信じられない発表だったのだろう。

このSTAP細胞は今までの常識を覆したらしい。

人間に限らず、いろんな生き物の細胞は元は同じものが、役割ごとに違う形になるようになっている。
人間であれば、皮膚になるものと、爪になるもの、はたまた胃になるもの、腸になるものなど、働きが違うし、形も違うのだが、元は同じ細胞である。
受精卵はひとつの細胞だからだ。

つまり、最初は万能の細胞があり、それがいろいろに分かれて身体ができることになる。
そこで、いろいろに分かれてしまった細胞は、もう万能の細胞には戻らない、というのが今までの生物学の常識だったらしい。

それが今回のSTAP細胞では、分かれてしまった細胞を酸性の溶液につけたら、万能の細胞に戻ってしまった、ということらしい。
難しい言葉で言うと、「「細胞外刺激による細胞ストレス」によって、動物の体細胞の分化の記憶を消去し、万能細胞へと初期化させる」ということだ。

ひょっとしたら、ノーベル賞ものかもしれない。

どうやって思いついたのか、何がきっかけだったのか、そのうちわかるだろう。

受賞者の田中さんも、ノーベル賞の発見のきっかけは通常の作業を間違えたところからだったと思う。

大発見というのは、えてしてそういうところから生まれる。
でも、それを単なるマチガイと思わず、調べるところから発見は生まれるのだろう。

それは研究者の問題意識や熱意から生まれるのだと思う。

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