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2013.08.29 Thursday
火星
キュリオシティはまだ火星で動いている。
一日平均30mほど動くらしい。 動く途中で見つけた石にレーザーを当てて、その時に出る光を分析した結果を送ってきたりしている。 どうも石は玄武岩だったらしい。 光の速度で15分もかかるところの石の成分を分析することができる、ということは、すごいことだ。 10年以上動ける動力も搭載している。 プルトニウムの崩壊熱を使った、原子力電池だ。 その電力でドリルを動かし、火星に穴を開けた。 そこに出てきた土を見て、科学者たちは喜んだらしい。 赤くなかったからだ。 火星の表面には宇宙線が降り注いでおり、それによって活性酸素が生成され、酸化が起こる。 だから、表面が赤くなっている。 酸化されるような状況では、有機物質は分解される。 だから、生命は存在し得ない。 ところが、出てきた土は灰色だった。 つまり、酸化されていないということだ。 こうなると、生命の可能性がある。 途中でコンピューターの異常が起こり、補助のコンピューターで動かすというような事もあったらしい。 3週間がかりで、修復することができた。 関わっている人たちは、みんなけっこう年寄りだ。 ベテランの科学者なのかもしれない。 まだまだいろんなデーターを送ってくれるだろう。 楽しみだ。 |
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