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2012.07.20 Friday
ミュージカル
劇団四季を見に行ってきた。
事情があって、余った切符を買ったのだが、京都劇場の一番後ろ。 切り立った崖のような席だった。 アスペクツ・オブ・ラブという演題。 海外の作曲家が書いたミュージカルらしい。 セリフがなく、歌ばかり。 曲はなかなかよかった。 日本語の歌詞がちょっと不自然だが、これは仕方がない。 ストーリーは題名の邦訳どおり、愛の諸相を描いたもの。 まあ、登場人物をあまり増やさずに、色恋沙汰を描くと、こういうふうになるか、というものだった。 海外のものにしては珍しく、輪廻の思想という感じだった。 あらゆるものは、繰り返す。 人間関係もまた同じ。 因果はめぐる糸車…という感じのミュージカルだった。 たまにこういうのを見るというのも、なかなかいいものだ。 観劇の類は、日常から非日常への体験だ。 劇場という場所が、観客にそういうリセットをしてくれる。 だから、四季劇場には赤絨毯が敷かれている。 そこを通ったら、もう日常ではないのだ。 そういう体験を時々はしないといけない。 |
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