考えたこと2

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TSUTAYA
TSUTAYAの会員証が切れてだいぶ経つ。

ちょっとCDを探しに行って、再度会員になった。
ここ2,3年、行っていなかったが、TSUTAYAもここ数年でだいぶ様変わりしたような気がする。

まず、韓流のDVDが多い。
こんなに増えたかとおもうほど多い。
テレビのドラマが何巻も並んでいる。
韓流ドラマが流行るのは、昔の日本のドラマに似ているからだと勝手に思っているのだが、それにしてもやたらと多い。
ファン層が拡大し、中高年から若い人も取り込んでいるらしい。
そういえば、韓流スターというのは、美男美女が多いかもしれない。
今の日本では、たいして「ハンサム」「美人」というような人は少ないと思う。

しかし、TSUTAYAの本当の脅威はインターネットだ。
イオ光やフレッツ、ケーブルテレビなどで映画の配信サービスをやり始めているので、DVDのレンタルが減っているし、iTunesやアマゾン、Moraなどで曲を配信しているので、CDのレンタルも減っているだろう。
もちろん、ニコニコ動画やYoutubeに違法にアップされるドラマもある。
楽曲のクラウドサービスというのも始まった。
これがレンタル事業を直撃するはずだ。

一世を風靡したレンタル業界も、アップルに代表されるネットの利用技術にやられてしまう。
TSUTAYAも、オンライン事業や、DVDを配達するなどの手は打っているが、やはり苦しいと思う。

こういうのを見ていると、今や「モノ」を扱う商売はシンドイのかなと思う。

実際、親会社のカルチャーコンビニエンスクラブは上場廃止し、TSUTAYA事業は赤字だ。
今やTポイント事業が収益の柱。

Tポイント事業というのは、利ざやをかせぐ商売。
貯めたポイントを使うときに、ちょっとお金をもらう。
会員取得のために、TSUTAYAをやっているのかもしれない。
Tポイントがもらえたり、使えたりする店が複数あるというのが、その店だけのポイントと違うところだ。
映画館やコンビニ等でも使える。

しかし、どんどんビジネスが虚業化していくような気がする。
そのうち、Tポイントももっとうまい仕組みが出てきたら、取って代わられる。

ものづくりはもう苦しいということが言われている。
パナソニック、NECやTDKなどの電機メーカーのリストラが言われている。

経営を考えた時、コア・コンピタンスというものが重視される。
コア・コンピタンスとは、本質的な強みのことだ。
日本の強みは、まさにものづくりにあったと思う。
いろんなラッキーが重なったのかもしれない。
ものづくりにかまけて、他のところはダメだったかもしれない。

話がそれたが、もう一度、強みを活かすことを考えてみてはどうだろうか。
ぼくが古いのだろうか。
アップルのように実際には設計だけで、実際のものづくりはしない、というようなビジネスモデルは合理的だと思う。
デジタルになって、細かいすり合わせが不要になったから、日本メーカーのように一貫生産するところは不利だというのもわかる。
しかし、どこかにもう一つ解があるのではないか。

アップルの成功をマネしていたらアップルは超えられない。

アップルがマネしたのはソニーのウォークマンだろう。
しかし、作ったのはiPodだった。
ものとしてのiPodは、さほどびっくりするほどのものでもない。
しかし、それをネットとつなぎ、楽曲をデーターとしてネットで売るという仕組みをつくりあげた。

日本人は楽曲はデーターだと思わなかった。
楽曲はモノであり、作った人、歌った人の魂がこもっている。
だから、アップルのような仕組みを作ることができなかったのだと思う。

そんな気持ちを生かしたものづくりはできないのだろうか。

久しぶりにTSUTAYAに行って、そんなことを考えた。


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