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2012.02.16 Thursday
金比羅製麺
金比羅製麺といううどんのセルフの店が、目立つようになった。
ロードサイドに大きな駐車場とセットで出店している。 関西を中心に30店くらい出店しているらしい。 中に入ると、「こんぴらふねふね おいてにほかけてしゅらしゅしゅしゅー」という昔小学唱歌で習った歌がテーマソングとしてかかっている。 よく家電量販店でチェーン店独自のテーマソングをかけているが、あれと違って耳障りでないところが日本人だなあと思う。 カウンターに沿って、進んでいくシステムだ。 まず、うどんをメニューから選ぶ。 それをお盆に受け取って、さらに進むと天ぷらやおにぎりが置いてある。 好みに応じてそれを取って、レジでお金を払い、ネギやショウガ、だし汁、お茶、お水などを自分で入れて、席に持って行って食べる。 食べ終わったら、お盆ごと食器を持って返却のところに返して、出口に向かう。 これはよく出来ている。 そのうち蕎麦も出てくるのではないか。 うどんの持っている、ファストフードとしてのポテンシャルを引き出して、一度にたくさんの人にサービスするという事を可能にした。 もともと、うどんはそういうものだ。 温かいうどんなど、だしは自分で入れるシステムになっている。 つまり、早くサービスするという事を追求したのであって、食べ物としては何も犠牲にしていない。 これはすばらしい。 マクドナルドやケンタッキー、吉野家に遅れること数十年。 ついに麺類のファストフードチェーンができた。 これが関西から出てきたというのがうれしい。 関西人の知恵だ。 似たような店がどんどんできるだろう。 新しいジャンルの日本食として、海外にも進出してほしい。 |
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