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2012.02.03 Friday
写真
しばらく前にコンパクトデジカメを買った。
ニコンのP300という小さいカメラ。 生活を記録しようと思ったからだ。 そんなに大層な記録ではない。 今の若い人はそういうふうにカメラを使っている。 携帯でも、何かあれば写真をとる。 それは、何も特別なことではなく、普通の生活の中で「おっ」と思ったときにシャッターを切る。 プリントアウトなど、ほとんどしない。 カメラのディスプレイを使って見る。 とにかく写真にかかる費用が安くなった。 昔なら、現像、焼付が必要で、撮ったときにはどんな写真がとれているかはわからず、それなりにお金もかかった。 たくさん撮っても、整理しておかないと散逸してしまう。 APSフィルムというものが出てきて、かなり使いやすくなったが、所詮デジタル化には勝てなかった。 出はじめのデジタルカメラは画素数が少なく、画質はフィルムには全く届かず、単なる記録にしか使えなかったが、すごいスピードで改良された。 芸術写真の分野は知らないが、もうほとんどデジタルではないか。 画素数が増え、メモリが大きくなり、処理が早くなり、きれいになった。 今やおもちゃのカメラでもそこそこの絵が撮れる。 おまけに、デジタルカメラの写真は、日付データーが入っているから、いつ撮ったかは確実にわかる。 カメラの中には時間軸に沿って入っている。 メモリは16GBもあれば、いくらでも写真をとっておける。 カメラの使い方が変わったのだ。 昔なら、身構えてフィルムを使っていたのが、いくらでも撮って、ダメならゴミ箱に捨てればいい。 電池は充電電池だし、長持ちする。 ようやく、ぼくもそういう使い方がわかってきた。 なかなか、若い人のまねはできないが、ちょっとはマシになった。 ニコンP300というカメラ、そういう意味ではなかなかいい。 |
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