考えたこと2

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クローン
ちょっと前にクローンの羊が生まれて、ちょっとニュースになった。

ドリーという雌羊。
羊ができるのなら、きっと人間も作れるのだと思う。

自分の細胞から作られたクローンは、物理的には自分のコピーだろう。
そうすると、身体のパーツは交換可能だ。
病気になった時のために、自分のクローンを作っておくと、移植のために便利だ。
そういう映画があった。

しかし、遺伝子工学というのは恐い。
映画のようなことは、実験を重ねればできるような気がする。
ただ、今までクローンでできた生き物は、寿命が短いということがあるらしい。
日本では「ヒトに関するクローン技術等の規制に関する法律」というのが制定されていて、その法律で「何人も、人クローン胚、ヒト動物交雑胚、ヒト性融合胚又はヒト性集合胚を人又は動物の胎内に移植してはならない」ということになっている。

海外でも、禁止している国、医療目的に限定している国、法制化していない国など、まだ定まっていない。

クローン技術を使って、人が人を作るというのは、人が神の行為をするということであり、宗教的には禁止する方向だろう。

しかし、一方で医療などの研究のために必要だという声もある。

世界中で議論されていて、まだ結論が出ていないということは、その有用性と危険性、また倫理上の問題について、いろんな立場の人がいるからだと思う。

それほど難しい問題なんだろう。

ヒトクローン胚というものが、どういう位置づけになるのか、そこがグレーだ。

だから、総合科学技術会議意見では「人クローン胚の研究目的での作成・利用については原則認められないが、人々の健康と福祉に関する幸福追求という基本的人権に基づく要請に応えるための研究における作成・利用は、そのような期待が十分な科学的合理性に基づくものであり、かつ社会的に妥当であること等を条件に、例外的に認められ得る」とされている。

アメリカでは以前マイケル・J・フォックスが、パーキンソン病の治療の可能性がある、としてヒトクローン胚の研究を推進してほしい、と言った。(彼はパーキンソン病だ)

こういうのを聞くと、医療目的の研究ということは許してもいいのではないかと思う。

それでも、共和党が反対しているところを見ると、そんなに簡単には決められない問題なのだろう。

この問題は難しい。






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