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2011.11.25 Friday
自己アピール
自己アピールというのは、難しい。
特に日本人は自己アピールすることを伝統的に嫌っている部分もあるので、余計に難しいんだと思う。 「能ある鷹は爪を隠す」というではないか。 しかし、世の中はどんどん変わってきて、そういう日本人も自己アピールをしないといけなくなってきた。 AO入試や就職の面接など、そういう時にアピールできないと落とされるのだ。 奥ゆかしさ、というような美徳はもう不要だ。 自分が今まで何をしてきたのか、どういう考えを持っているのか、どんな出来事があったのか、それでどう成長してきたのか…ということが問われる。 そうなると、若い人はダメだ。 そういう訓練をしてきていない。 オトナもそういうことはできないのに、若者に要求している。 オカシイと思わないのか…。 自己アピールできる自分に変身しないといけない。 変身することで、一皮むけて、試験に通るようになる。 私は、サークル活動でこんな苦労をして、それを乗り切って、こういうことを身につけました…、というようなことだ。 あるいは、私は小さい頃からこういうことをやっており、今までこんな事を経験して、現在はこんな事を考えている…、というような場合もある 上記の代名詞のところに固有名詞を入れて、具体的に話すのだ。 しかし、自己アピールを上手にできても、それが本人とは限らない。 身代わり受験というような意味ではない。 本人が本当の自分を出しているかどうかだ。 どうしても、違和感があると思う。 もちろん自分の事をアピールすることに関しての違和感だ。 ここで自分を作りすぎると、後で苦労することになる。 それともう一つ、なぜその試験を受けるのか?ということだ。 本当の理由などわかるわけがない。 とりあえず、いいかな、と思って受けているというケースがほとんど。 実際入学したり、働いたりすることはしていないわけだから、そんなことはわからない。 それでも、なぜ?という。 そんなことは聞いても仕方がない。 やる気はありますか?と聞くしかないし、あるとしか答えようがない。 学校は入ってみないと、仕事はしてみないと、本当のことはわからないものだ。 わかったようなふりをするよりも、わからないと言ったほうがよいのではないか。 日本人には日本人のやり方がある。 |
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