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2011.01.28 Friday
ネット社会
仕事で中国の人と会った。
以前、中国の人に会ったのは2004年。 このときは、大卒の新人たちだったが、みんな優秀だった。 その前は1988年。 このときは出張だったが、上海はまだ日本に比べてだいぶ貧しかった。 今日会った人は女性で40代から50代くらいだったが、顔つきが違う。 自信を持っている、という感じだった。 日の出の勢い、というヤツだ。 GDPが日本を抜いて2位になりましたね、というと誇らしげにしていた。 中国の若者は、どんどん海外に出ていきたい、ということだった。 日本のように優秀な国と一緒にやっていきたい、という。 一体、いつ頃までそう言ってもらえるのだろう。 名実ともに日本を完全に抜き去る日が来るのだろうか。 そういう時まで中国は一つの国なのだろうか。 13億もいる人口はどうなっていくのだろう。 情報が国境を越えて、簡単に出ていってしまう21世紀。 ウィキリークスなど、20年前なら考えられなかったが、今は簡単にできる。 インターネットという、とてつもないネットワークが世界中を結ぶ。 文字が問題だったが、不完全とはいえユニコードというものが出来て、漢字も扱えるようになった。 現にチュニジアではインターネットによって、長いこと続いた独裁政権が倒された。 ツィッターやフェイスブック、ユーチューブなどがその助けとなったという。 エジプトも今そういう状態になりつつある。 もしかしたら、核よりもインターネットの方が威力があるかもしれない。 これから世界はどうなっていくのだろうか。 何かが起こるとしたら、きっとインターネットが起点だろう。 |
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