考えたこと2

2024.9.24から、今までhttp:で始まっていたリンクが、https:に変わります。申し訳ありませんが、リンクが見られないときは、httpsに変えてみてください。
CALENDAR
<< February 2018 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 >>
+SELECTED ENTRIES
+RECENT COMMENTS
+CATEGORIES
+ARCHIVES
+PROFILE
+OTHERS
県庁の星
2006年の映画。
織田裕二が主役の公務員を好演している。

公務員批判の辛口映画。
公務員改革はずっと言われているが、今も全く変わっていないと思う。
いや、地方公務員については実態はどんどんひどくなっているかもしれない。
今見ても新鮮な映画だ。

この映画で初めて知った、柴咲コウというヒロインとのロマンスがサイドストーリー。
単なる辛口映画になっていないところがいい。
2006年の邦画興行収入の第6位を取っている。
織田裕二人気だったのだろう。

県庁の最も県庁らしい公務員だった主人公が、県の公共事業の一大プロジェクトに絡んで、民間との交流でスーパーマーケットに半年間出向するところから物語は始まる。

予想通り、使えない社員ということで、厄介払いもあって店長がベテランのパート(柴咲コウ)を教育係にする。
お決まりのストーリー。
最初は馴染めず、みんなに疎んじられ失敗の連続だが、保健所と消防署の査察があって、流れが変わる。
ちょうどその頃、県庁の仕事もプロジェクトを外されてしまう。

民間のやり方を知り、心を入れ替えた主人公は県庁に戻って頑張る。
こちらがメインのストーリー。

織田裕二のちょっとオーバーな演技と、柴咲コウのいかにもパートでこんな人いるよな、というところで最後まで引っ張る。

県庁に帰って、スーパーで学んだことを活かして、働こうとするが簡単にはいかない、というオチ。

こういう熱血の人がいたらいいと思う。

しかし、現実にはそういう人がいないからこそ、こういう映画が繰り返し作られるんだろう。

みんなとは言わないが、ホントに公務員はダメだと思う。
前例主義、事なかれ、丸投げ、なれあい…。

何とかしないと、公務員は変わらないぞ。


| | 映画・舞台 | 21:13 | comments(0) | trackbacks(0) |
新しい職業
日経コンピューターの記事によると、「AIやロボットの自動化技術で2027年までに全世界で2470万個の職が失われる」とのこと。
アメリカのリサーチ会社が発表した。
すべての職業のうち、17%にあたる。

一方で、これらの自動化技術から「2027年までに1490万の新たな職が生まれると予測している」とのこと。
これは全職業の10%にあたる。

ということは差し引き7%の職が減る、ということか。
AIやロボットによる自動化自体は職を減らしていくが、それを食い止めることはできないだろう。
それよりも、失われる職についている人を、新しい仕事に移行できるような仕組みを早急に作らないといけない、ということだ。

記事の中には、2023年、2028年までに出てくる新たな職業も予想されている。
アメリカのコグニザントというITコンサルタント会社が発表したもの。

記事から2023年までに登場する可能性のある職業を引用すると、

データ探偵(Data Detective)
デジタルEUC実践者(Bring Your Own IT Facilitator)
倫理的調達責任者(Ethical Sourcing Manager)
AI事業開発マネジャー(AI Business Development Manager)
エッジ・コンピューティング・マスター(Master of Edge Computing)
付き添い/話し相手(Walker/Talker)
健康維持支援カウンセラー(Fitness Commitment Counselor)
AI支援ヘルスケア技術者(AI-Assisted Healthcare Technician)
サイバー・シティ・アナリスト(Cyber City Analyst)
ゲノム戦略統括者(Genomic Portfolio Director)
人間-AIの協働マネジャー(Man-Machine Teaming Manager)
金融健全性コーチ(Financial Wellness Coach)
デジタル仕立て屋(Digital Tailor)
最高信頼責任者(Chief Trust Officer)
量子機械学習アナリスト(Quantum Machine Learning Analyst)

見てみると、残念ながらそう簡単に変われるような仕事ではない。
専門知識を要するものが多い。
わりと変わりやすいところでいうと、倫理的調達責任者、付き添い/話し相手、健康維持支援カウンセラーあたりだろうか。

政府は働き方改革とか言っているが、こんな調査結果を見たらどう考えるのだろうか。
今の大学の文系の学部など、どうしていったらいいのだろうか。

覚えることだけでなく、考えることも機械がやり、その上考えて臨機応変に動くこともロボットができるようになったら、人間は何をするのだろうか。
みんながみんな、ダンスをして、歌を歌って、小説や詩を書いていればいいというわけでもないだろう。
記事の最後の部分を引用する。

「理系・文系を問わずある分野のエキスパートであることや、物事を正しく理解する、きちんと話を聞く、考えを分かりやすく伝える、相手と円滑にコミュニケーションを図るといった、ビジネスパーソンとして一般的なスキルの大切さは5年後も10年後も変わらないと言えそうだ。」

年寄りが教えている場合ではないかもしれないなあ。

| | 考えたこと | 07:38 | comments(0) | trackbacks(0) |