考えたこと2

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新しい職業
日経コンピューターの記事によると、「AIやロボットの自動化技術で2027年までに全世界で2470万個の職が失われる」とのこと。
アメリカのリサーチ会社が発表した。
すべての職業のうち、17%にあたる。

一方で、これらの自動化技術から「2027年までに1490万の新たな職が生まれると予測している」とのこと。
これは全職業の10%にあたる。

ということは差し引き7%の職が減る、ということか。
AIやロボットによる自動化自体は職を減らしていくが、それを食い止めることはできないだろう。
それよりも、失われる職についている人を、新しい仕事に移行できるような仕組みを早急に作らないといけない、ということだ。

記事の中には、2023年、2028年までに出てくる新たな職業も予想されている。
アメリカのコグニザントというITコンサルタント会社が発表したもの。

記事から2023年までに登場する可能性のある職業を引用すると、

データ探偵(Data Detective)
デジタルEUC実践者(Bring Your Own IT Facilitator)
倫理的調達責任者(Ethical Sourcing Manager)
AI事業開発マネジャー(AI Business Development Manager)
エッジ・コンピューティング・マスター(Master of Edge Computing)
付き添い/話し相手(Walker/Talker)
健康維持支援カウンセラー(Fitness Commitment Counselor)
AI支援ヘルスケア技術者(AI-Assisted Healthcare Technician)
サイバー・シティ・アナリスト(Cyber City Analyst)
ゲノム戦略統括者(Genomic Portfolio Director)
人間-AIの協働マネジャー(Man-Machine Teaming Manager)
金融健全性コーチ(Financial Wellness Coach)
デジタル仕立て屋(Digital Tailor)
最高信頼責任者(Chief Trust Officer)
量子機械学習アナリスト(Quantum Machine Learning Analyst)

見てみると、残念ながらそう簡単に変われるような仕事ではない。
専門知識を要するものが多い。
わりと変わりやすいところでいうと、倫理的調達責任者、付き添い/話し相手、健康維持支援カウンセラーあたりだろうか。

政府は働き方改革とか言っているが、こんな調査結果を見たらどう考えるのだろうか。
今の大学の文系の学部など、どうしていったらいいのだろうか。

覚えることだけでなく、考えることも機械がやり、その上考えて臨機応変に動くこともロボットができるようになったら、人間は何をするのだろうか。
みんながみんな、ダンスをして、歌を歌って、小説や詩を書いていればいいというわけでもないだろう。
記事の最後の部分を引用する。

「理系・文系を問わずある分野のエキスパートであることや、物事を正しく理解する、きちんと話を聞く、考えを分かりやすく伝える、相手と円滑にコミュニケーションを図るといった、ビジネスパーソンとして一般的なスキルの大切さは5年後も10年後も変わらないと言えそうだ。」

年寄りが教えている場合ではないかもしれないなあ。

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